5.0
東京都民としてグサリと胸に刺さった
志賀理江子さんの作品と対峙すると、東京でのらりくらりと過ごしている自身の無知さ・傲慢さを突きつけられてとても胸が苦しくなった。
写真というメディアでここまで感情が揺さぶられた体験は初めてだった。
竹内公太さんの風船爆弾に対するまなざしも凄かった。いや風船爆弾からのまなざしか。自分の国が飛ばした爆弾が〝見た〟はずの景色を追体験し、心がざわざわした。
お二人の作品を鑑賞して感じたある種の居心地の悪さ、これをずっと忘れずにいたい。
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東京都現代美術館 企画展示室3F
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2018年より中堅アーティストを対象に、受賞から複数年にわたる継続的支援によって更なる飛躍を促すことを目的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」を実施しています。
3回目の選考により、志賀理江子と竹内公太の2名を選出し、賞金授与のほか、受賞翌年に海外活動支援を行いました。そしてこの度、3年目の支援となる「TCAA 2021-2023 受賞記念展」を、東京都現代美術館にて開催します。
受賞者それぞれの作品発表の場という枠組みを超え、展覧会タイトルの考案をはじめ、制作段階からの意見交換など、お互いに対話を重ねることで作り上げた本展では、両者とも新作を中心に作品を構成します。
宮城を拠点とする志賀は映像を軸に、震災後の12年間を、変化する自身の内面や思考も含めて可視化することを試みます。竹内は、受賞後の海外リサーチを経て制作した大型インスタレーションなどを展示します。
会期 | 2023年3月18日(土)~2023年6月18日(日) |
---|---|
会場 | 東京都現代美術館 企画展示室3F Google Map |
住所 | 東京都江東区三好4-1-1 |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 無料 |
URL | https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2021_2023.html |
◆ アーティスト・トーク
※入場無料・要事前申込・先着順
日英同時通訳あり
日時:3月19日(日)
時間:14:00~15:30(開場 13:30)
出演:志賀理江子、竹内公太、キャロル・インハ・ルー(北京中間美術館 ディレクター/TCAA 2021-2023選考委員)
モデレーター:塩見有子
(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ ディレクター/TCAA選考会運営事務局)
会場:東京都現代美術館 地下2階講堂
(江東区三好 4-1-1)
その他、各種イベントを開催予定です。申込方法等の詳細は、TCAAウェブサイトをご確認ください。
5.0
志賀理江子さんの作品と対峙すると、東京でのらりくらりと過ごしている自身の無知さ・傲慢さを突きつけられてとても胸が苦しくなった。
写真というメディアでここまで感情が揺さぶられた体験は初めてだった。
竹内公太さんの風船爆弾に対するまなざしも凄かった。いや風船爆弾からのまなざしか。自分の国が飛ばした爆弾が〝見た〟はずの景色を追体験し、心がざわざわした。
お二人の作品を鑑賞して感じたある種の居心地の悪さ、これをずっと忘れずにいたい。
3.0
画面の広大な使いかた、現代美術らしい天井の使い方、途方もないリサーチなど、スケールの大きさを、さまざまな局面で、どちらの展示にも感じ、それは、ひとえにえインパクトとして、伝わってきた。ただ、それはこちらが掘り下げていこうとするよりも、提示する力がつよくて、あまり覗き込んで考えていきたい気分にはならなかった。
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