この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
8世紀初頭に中国より伝来したとされる団扇(うちわ)は、涼をとるほか虫や邪気を払う道具として使われました。一方、平安時代に団扇を改良してつくられた扇子(せんす)は後に神事の道具や貴族の装身具となり、茶道や舞に用いる小道具としても重宝され、美しい絵柄が描かれてきました。
また、高貴な身分の者が備えた品格や女性らしさなどを表現するモチーフとして、しばしば絵画の中にも登場します。今でも扇は身近なアートであり、時に広告メディアやサイン色紙としての役割を果たすこともあります。
本展覧会では、京扇子の老舗「白竹堂」協力のもと、団扇や扇子が描かれた日本画作品とともに、主に江戸時代から現代にかけてつくられた様々な扇を展示します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2023年7月14日(金)~2023年10月9日(月・祝)
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会場 |
嵯峨嵐山文華館
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住所 | 京都府右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 | 8月29日(火)展示替え |
観覧料 | 一般・大学生 1,000円(900円) 高校生 600(500円) 小・中学生 400円(350円) <福田美術館 両館共通券> 一般・大学生 2,300円 高校生 1,300円 小中学生 750円 障がい者と介添人1名まで 各1,300円
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TEL | 075-882-1111 |
URL | https://www.samac.jp/ |
嵯峨嵐山文華館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES

土田麦僊《扇面流》1934年/福田美術館蔵

小林古径《扇売》大正~昭和時代/福田美術館蔵

上村松園《春風》1936年頃/福田美術館蔵

中村芳中 《 花鳥人物扇面貼交屏風 》 上: 右隻/下:左隻
江戸時代中期~後期/福田美術館蔵

竹内栖鳳 《野雀》大正~昭和時代/白竹堂蔵

歌川広重《美人と猫図》1856年/福田美術館蔵

塩川文麟《線香花火図》江戸後期~明治時代/福田美術館蔵

磯田長秋《浅宵》 明治~昭和時代/福田美術館蔵

菊池契月《京都画壇名家団扇十二幅対》明治~大正時代/福田美術館蔵