4.0
豪華な日本コレクション
医学者、植物学者であったシーボルトの、植物スケッチ、医療器具、日本でシーボルトが集めた、日本各地の民芸品や芸術品、地図など、幅広い貴重なものを観ることができました。
漆器などはとても大きくて驚きました。当時から海外向けに作っていたものなのでしょうか。
特に兵庫県城崎の麦わら細工は、これまでの認識を遥かに超える芸術性で、大変驚きました。
素晴らしい日本のものを、集め大切にしてくれたシーボルト達に感謝!
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 754 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
万国博覧会より早く、ジャポニズムにも先駆け、ヨーロッパにおける日本展示はすでに始まっていました――江戸時代、2度にわたり来日のうえ膨大な日本コレクションを形成したシーボルトは、このコレクションを駆使した日本博物館を構想し、その実現に生涯をかけました。
近代博物館、あるいは民族学が生まれつつあった19世紀なかばのヨーロッパで、いったい彼はなぜ、そしてどのように日本を見せようとしていたのでしょうか。
本展は、江戸時代後期に医師として来日したシーボルトの没後150年を記念して、シーボルトが母国に残したコレクションを里帰りさせ展示するものです。
初めて全貌が明らかになったミュンヘン五大陸博物館所蔵のシーボルト・コレクション(シーボルトが主として2度目の来日の際に収集した日本関係資料)、およびシーボルトの末裔にあたるフォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵のシーボルト関係資料から、約300点を精選し、シーボルトの日本博物館という新たな視点から、展示を構成します。
一番の見どころは、シーボルトの死の直前にミュンヘンで開催された「最後の日本展示」を、シーボルトの長男アレクサンダーのリストをもとに、再現するコーナーです。初来日する「鳴滝の家の模型」や、新発見の伊能図の写し、シーボルト自筆のコレクション解説、若き日の門弟・伊藤圭介の肖像など、今まで紹介されなかった資料も出品されます。
シーボルトが終焉の地ミュンヘンに残したコレクションを通し、民族学博物館の父とも呼べるシーボルトの日本博物館が150年ぶりによみがえります。
会期 |
2016年9月13日(火)~2016年11月6日(日)
全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うため、2022年4月1日から2025年度中まで全館休館を予定
|
---|---|
会場 | 東京都江戸東京博物館 Google Map |
展示室 | 東京都江戸東京博物館 特別展示室 |
住所 | 東京都墨田区横網1-4-1 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 0:00)
|
休館日 |
月曜日 ※ただし9月19日・10月10日は開館 10月11日(火)は休館 |
観覧料 | <特別展専用券> 一般 1400円(1120円) 大学生・専門学校生 1120円(900円) 中学生(都外)・高校生・65歳以上 700円(560円) 小学生・中学生(都内) 700円(560円) <特別展・常設展共通券> 一般 1,600円(1,280円) 大学生・専門学校生 1,280円(1,020円) 中学生(都外)・高校生・65歳以上 800円(640円) 小学生・中学生(都内) なし ※( )内は20名以上の団体料金。
|
TEL | 03-3626-9974(代表) |
URL | http://siebold-150.jp/ |
4.0
医学者、植物学者であったシーボルトの、植物スケッチ、医療器具、日本でシーボルトが集めた、日本各地の民芸品や芸術品、地図など、幅広い貴重なものを観ることができました。
漆器などはとても大きくて驚きました。当時から海外向けに作っていたものなのでしょうか。
特に兵庫県城崎の麦わら細工は、これまでの認識を遥かに超える芸術性で、大変驚きました。
素晴らしい日本のものを、集め大切にしてくれたシーボルト達に感謝!
5.0
シーボルトは2回日本に来ているんですね〜。
第一部ではその生涯を概観。第二部ではシーボルトが集めた物品を紹介。
所謂シーボルト事件で、国外追放になって、一度は日本を離れたシーボルトですが、最新の地図を国外に持ち出そうとしたことが原因。
樺太とかが載っている地図ですから、持ち出されたら、政府は国防上困る。
けど、シーボルトは、その地図を、日本滞在中に写していたんですね〜。
今回、地図が海外で見つかった事でその事が証明された。
で、日本の開国で、また来日して、日本の文物をせっせと集めて、日本民族博物館を作ろうとする。
息子のアレキサンダーを日本に残してきたので、帰ってからも頼りになったでしょうね〜。
日本民族博物館は、結局果たせませんでしたけど、シーボルトの日本への熱い思いが伝わってきました。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都墨田区で開催中の展覧会