この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「ICC アニュアル」は、これまで「オープン・スペース」展として開催してきた展覧会を、コンセプトを継承しながら、6ヶ月間の長期展示としてリニューアルするものです。
新しいメディア・テクノロジーの動向に伴って、それに触発され、更新される、私たちの意識のありようや、現代の社会におけるテクノロジーのあり方を、メディア・アート作品をはじめ、現代のメディア環境における多様な表現によって、別の見方でとらえていきます。
現在の私たちの生活環境には、コンピュテーショナルなテクノロジーがもたらしたシステムがさまざまに実装されています。人間とコンピュータを媒介する技術の変遷は、アルゴリズムが生み出す、生命的な振る舞いによって、より自然に私たちの生活環境に浸透し、また、将来もますます進んでいくでしょう。
一方、自然の現象に見られる再帰性や偶然性を読み解き、自然のメカニズムを解析することで、テクノロジーの側からもうひとつの自然をシミュレーションし、新しい生命のあり方を定義することや、自然や生命、私たち自身をとらえ直すことが可能になりました。
このような「組織化する無機的なもの」の時代において、デジタル技術や自然の現象から生み出された新しい「生命的」なシステムとしての環境からインスピレーションを受け、そのシステムとの相互的なフィードバックによって生み出された作品、気候変動やジェンダーなどの社会的な問題、NFTやメタヴァースなどの同時代的な技術動向にもとづいた、広がりをもった作品の数々によって、これからのテクノロジーのあり方を考えます。
◆ 出品作家(五十音順)
ALTERNATIVE MACHINE、菅野創+加藤明洋+綿貫岳海、慶應義塾大学 徳井直生研究室 Computational Creativity Lab、小光、セマーン・ペトラ、nor、エレナ・ノックス、村山悟郎、ラービッツシスターズ ほか
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年6月25日(土)〜2023年1月15日(日) |
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会場 |
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
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住所 | 東京都新宿区西新宿東京オペラシティ 4階 |
時間 | 11:00〜18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 月曜日が祝日もしくは振替休日の場合翌日 保守点検日 8月7日 年末年始 12月26日~2023年1月4日 |
観覧料 | 一般 500円(400円) 大学生 400円(300円) 高校生以下無料 ◎事前予約制・当日入場は事前予約者優先
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TEL | フリーダイヤル 0120-144199 |
URL | http://www.ntticc.or.jp/ |
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展予定作品・関連画像IMAGESS

エレナ・ノックス《The Masters》2021年|Photo: TAKAHASHI Kenji|図版提供:トーキョーアーツアンドスペース

村山悟郎 《Painting Folding--これと合致する身体を構想せよ》2020年 Photo by Shu Nakagawa(参考図版)

スコット アレン、高石圭人、石井飛鳥、渋谷和史、松岡佑馬、小林篤矢、徳井直生《Compressed Ideograph》2021年(参考図版)

LarbitsSisters《Crypto Miner Car》2020年

菅野創+加藤明洋+綿貫岳海《かぞくっち》2022年 Photo: Ioto YAMAGUCHI

nor《syncrowd》2022年

ALTERNATIVE MACHINE《SNOWCRASH》2021年(参考図版)

小光《here AND there》 2017年 撮影:木奥恵三

伊敷勇琉(エマージェンシーズ!042出品作家)《The Magic Mountain》2021年