新版画オールスター勢ぞろい
東京国立近代美術館であった鏑木清方展、良かったですね。今年上期の白眉とも言うべき展覧会です。
5月27日からは京都の国立近代美術館で始まりますので、西日本のかたは是非行ってみてください。
さて、東京で清方見てから1か月ちょい、今…readmore
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新版画は、江戸時代の浮世絵版画の伝統を継承すべく、大正(1912-1926)から昭和(1926-1989)初期にかけて隆盛した木版画です。版元の渡邊庄三郎(1885-1962)が、浮世絵版画の高度な木版技法と、版元・絵師・彫師・摺師による分業制を継承しつつ、画家の個性を尊重する芸術性の高い木版画を構想し、創始しました。
この渡邊の構想は、画家が自ら彫摺を手がける〈自画・自刻・自摺〉の木版画を、芸術的な表現であると主張した〈創作版画〉の思想から影響を受けたものでした。
渡邊はフリッツ・カペラリ(1884-1950)をはじめとする外国人画家や、伊東深水(1898-1972)、川瀬巴水(1883-1957)といった気鋭の新人画家と手を組み、洋画や日本画といったジャンルを超えた斬新な表現をもつ作品を次々と生み出しました。渡邊との活動の後、独自に木版画を制作し続けた橋口五葉(1881-1921)や吉田博(1876-1950)の活躍、さらに新たな版元の参入もあって、昭和初期には新版画の制作が活況を呈します。その人気は国内にとどまらず、アメリカを中心に海外でも高い評価を受けました。
本展は、千葉市美術館が所蔵する新版画のコレクションから選りすぐりの作品、約190点によって構成されており、新版画の成立から発展の歴史を、代表的な作品を通して紹介します。職人の技と芸術家の感性の洗練されたコラボレーションをお楽しみ下さい。
会期 |
2022年4月23日(土)~2022年6月19日(日)
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会場 | 山口県立萩美術館・浦上記念館 Google Map |
住所 | 山口県萩市平安古町586-1 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 祝日・休日・第一月曜日は開館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 学生 1,300円(1,100円) 70歳以上 1,200円(1,000円)
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TEL | 0838-24-2400 |
URL | https://hum-web.jp |
東京国立近代美術館であった鏑木清方展、良かったですね。今年上期の白眉とも言うべき展覧会です。
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