こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界
いつの頃からか『こぐまちゃんとしろくまちゃん』の絵本のあの独特な色合いは身近にあったのに、子育て中も隣にいた気がするのに、たくさんの初めてエピソードがあった。時代とともに小さなマイナーチェンジがあったこと、読者からのお手紙…readmore
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べストセラー『しろくまちゃんのほっとけーき』(1972年、こぐま社)などで知られる絵本作家・わかやまけん(若山 憲、1930-2015)。その創作の全貌を紹介する、はじめての展覧会を開催します。
全15作からなる「こぐまちゃんえほん」シリーズ(こぐま社)は、1970年の記念すべき第一作『こぐまちゃんおはよう』の誕生以来、世代を超えて読み継がれてきました。本展では、日本の子どもたちがはじめて出会う絵本を作りたい、というコンセプトのもとに生まれた同作誕生50周年を機に、色あせることない魅力と知られざる創作の過程をご紹介します。
また、やさしく幻想的な絵に現代社会へのメッセージを託した『きつねやまのよめいり』(1968年初版/1978年改訂新版、こぐま社)、泣き虫だけれど一生懸命な「おばけのどろんどろん」を主人公としたシリーズ(1980年-1989年、ポプラ社)、さらには日本の民話をテーマとした絵本や、詩集のための挿絵など、多彩な創作活動についても探ります。絵本原画や絵本制作の過程で刷られたリトグラフのほか、雑誌の表紙原画、関連資料など約230点によって、その豊かな作品世界をお楽しみください。
◆ わかやまけん(若山 憲、1930-2015)
岐阜県岐阜市に生まれる。グラフィックデザインの仕事を経て、24歳で上京。教科書の挿絵や紙芝居などを手がけた後、絵本の創作活動の道へ。「こぐまちゃんえほん」シリーズのほか、詩的な画風で独特の絵本の世界を築く。絵本の研究誌『月刊絵本』創刊に関わり、絵で読む絵本「純絵本」を提唱するなど、絵本文化の普及にも尽力した。
作家の言葉:
「詩人や思想家や文学者のような発想を、シナリオライターや建築家のように計算し、演出家やデザイナーのように構成し、画家やイラストレーターのように描き、詩人のことばとデザイナーの感覚で絵本にまとめるということを一人でやれるような絵本作家にぼくはなりたい」(『月刊絵本』1978年2月号より)
会期 | 2022年7月2日(土)~2022年9月4日(日) |
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会場 | 世田谷美術館 Google Map |
住所 | 東京都世田谷区砧公園1-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 7月19日(火) ※ただし、7月18日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 【日時指定】 6月1日(水)正午より日時指定券発売 一般 1,200円 65歳以上 1,000円 大高生 800円 中小生 500円
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TEL | ハローダイヤル:050-5541-8600 |
URL | https://koguma-wakayama.com/ |
いつの頃からか『こぐまちゃんとしろくまちゃん』の絵本のあの独特な色合いは身近にあったのに、子育て中も隣にいた気がするのに、たくさんの初めてエピソードがあった。時代とともに小さなマイナーチェンジがあったこと、読者からのお手紙…readmore
4.0
子供が小さい頃に何度も読み聞かせをした、こぐまちゃんシリーズやおばけのどろんどろんを、もう一度じっくり見ることができ、癒されました。
わかやま先生の一つ一つのこだわりのある仕事の数々に感動しました。
5.0
グラフィックデザイナーのわかやまけんさんが、日本の子どもたちのために「純絵本」を作っていく苦悩や素晴らしさを感じることができました。何度でも足を運びたいと思える美術展です。
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