3.0
この猫ちゃんたちはしゃべります
擬人化された猫などの浮世絵を通して江戸時代の文化を感じることの出来る展覧会でした。名古屋市博物館は浮世絵のコレクションが充実しているので、それを生かした展覧会だったなと思います。このテーマなのでもちろん、歌川国芳の浮世絵が多く、その他一門の作品もたくさん見れました。やっぱり国芳は上手ですね。個人的に今回楽しみにしていたのは、サントリー美術館の鼠草子絵巻。結構細かく風俗が描かれていて、とても面白い作品でした。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国313の美術館・博物館と823の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
「もしも、うちの猫が人のように話したら?」そんな想像をしたことはありませんか。
人間以外の何かを人間になぞらえることを擬人化とよびます。天保12年(1841)頃から、浮世絵師の歌川国芳は猫を擬人化したり、役者を猫にした作品を次々と発表していきます。
本展では猫の擬人化作品と、それらを描いた歌川国芳を主軸に据えながら、江戸時代の擬人化表現の面白さに着目します。そのなかで、なぜ国芳の作品にかくも惹きつけられるのか、その魅力のありかを探っていきます。
会期 | 2022年7月2日(土)~2022年8月21日(日) |
---|---|
会場 |
名古屋市博物館
![]() |
住所 | 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 |
時間 | 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
7月4日(月)、11日(月)、19日(火)、25日(月)、26日(火) 8月1日(月)、8日(月) |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 高大生 1,000円(800円) 小中生 500円(300円)
|
TEL | 052-853-2655 |
URL | https://www.museum.city.nagoya.jp/ |
3.0
擬人化された猫などの浮世絵を通して江戸時代の文化を感じることの出来る展覧会でした。名古屋市博物館は浮世絵のコレクションが充実しているので、それを生かした展覧会だったなと思います。このテーマなのでもちろん、歌川国芳の浮世絵が多く、その他一門の作品もたくさん見れました。やっぱり国芳は上手ですね。個人的に今回楽しみにしていたのは、サントリー美術館の鼠草子絵巻。結構細かく風俗が描かれていて、とても面白い作品でした。
5.0
猫だけでなくあらゆる物が擬人化されていて、顔だけ妙にリアルで不気味だったり、なるほどそうきたかと感心したり、名画のパロディもいくつかあったりして非常に見応えがありました。時間的に音声ガイドは利用しなかったのですが、会期途中で場面替えもあるし、機会があれば会期中にもう一度、ゆっくり観にいきたいと思いました。
4.0
猫が人の世界で暮らしたら、こんな仕草や表情をするんだ・・・どの猫も個性的にえがかれていて面白かった。
5.0
博物館に入ってすぐから遊び心がいっぱいで、鑑賞して理解を深めた後にさらに楽しむことができました。ワークシートは派手なものではありませんが秀逸で、大人でも手に取られることをお勧めします。スマホで無料の音声ガイドが利用できたのも嬉しかったです。数はそれほど多くなく「一口メモ」とのことでしたが、面白い情報ばかりでした。お目当ての国芳はもちろん、全ての作品をじっくり堪能できました。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
愛知県で開催中の展覧会
歌川国芳「流行猫の曲鞠」個人蔵
歌川芳藤「新板猫の温泉」個人蔵
山東京山作・歌川国芳画『朧月猫の草紙』個人蔵
歌川国芳「猫身八毛意」個人蔵
落合芳幾「国芳死絵」名古屋市博物館(高木繁コレクション)蔵