この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
八幡亜樹は、独自の取材調査をもとにした映像、および映像インスタレーションを制作しています。近作の《彼女が生きたかった、今日の日に。》(2021年)は、犯罪の加害者家族であり被害者家族でもあるという複数の身体性を有する人物に焦点を当てた映像作品であり、その複雑な内奥に迫りながら、抑圧された現代社会の一面を浮かび上がらせました。
また、現在は「手食文化」や「味覚・嗅覚障害」に関心を寄せ、リサーチを通した作品の制作に取り組んでいます。八幡の作品は、インスタレーションという構造のなかに、現実世界では隣り合いにくいものを接続することで、現代社会の目に見えない繋がりを可視化していきます。本展では、その繋がりを通して鑑賞者の心を深く、静かに揺さぶる作家の試みを紹介していきます。
◆ 八幡亜樹(やはた あき)
1985年東京都生まれ、北海道育ち。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。2020年、京都市内にHENKYO.studioを設置し、以降同地を拠点に活動している。主な個展に「楽園創造 vol. 07 八幡亜樹」(gallery αM、2014年)、「彼女が生きたかった、今日の日に。」(HENKYO.studio、2021年)。主なグループ展に「六本木クロッシング」(森美術館、2010年)、「Journey to the West」(Lalit Kala Akademi、2012年)、「逡巡のための風景」(京都芸術センター、2019年)など。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2023年2月14日(火)~2023年5月28日(日) |
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会場 | 京都市京セラ美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 |
月曜日 ※祝日の場合は開館 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 075-771-4334 |
URL | https://kyotocity-kyocera.museum/ |
京都市京セラ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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