和洋中折衷
聞いたことのない画家の展覧会に惹かれてしまう。
山元春挙もそうなのだが、今はネットでだいたいの作品と画風がわかるので実に便利。この絵ならたぶん間違いなかろうとの思いで、滋賀県立美術館まで出かけて行った。
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滋賀県膳所町(当時)に生まれた山元春挙(やまもとしゅんきょ)は、近代京都画壇を代表する画家のひとりです。円山派の伝統を踏まえながらも力強く壮大な画風を創始し、明治、大正、昭和の画壇で華々しく活躍しました。
特に、当時としては珍しい、カメラを活用した取材から生み出された風景表現は、春挙芸術の真髄と言えるでしょう。生誕150年を記念する本展では、館蔵作品のほか各地の春挙の代表作を紹介し、その画業を一望します。
◆ 山元春挙プロフィール
山元春挙は、明治4年11月24日(西暦1872年1月4日)現在の滋賀県大津市に生まれました。一度は商家に養子に入ったものの絵の道が諦めきれず、十代の頃、京都の円山四条派の流れをくむ野村文挙に入門します。その後、「明治の応挙」と称された森寛斎に改めて師事。竹内栖鳳とともに、京都画壇の二大勢力として若いうちから頭角を現しました。春挙の表現の特色は、力強く壮大な画風と華やかな色使いです。写真や科学技術に興味を持ち、油彩画の技法に着目するなどしながら、ダイナミックで華麗な風景画を得意としました。国内外の博覧会でも活躍し、その多くが宮内庁御用画となったことも注目されます。弟子の育成にも熱心に取り組み、春挙の力量と人柄を慕った弟子達が各地から集まりました。1917(大正6)年には帝室技芸員に任命され、名実ともに京都画壇の中心的存在となりますが、1933(昭和8)年、病に倒れ急逝しました。
会期 | 2022年4月23日(土)~2022年6月19日(日) |
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会場 |
滋賀県立美術館
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住所 | 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 高・大生 800円(600円) 小・中生 600円(450円)
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TEL | 077-543-2111 |
URL | https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/3879/ |
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