春季・夏季特別展
「懐石の器」

MIHO MUSEUM

  • 開催期間:2022年3月19日(土)~2022年8月14日(日)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:3 件
春季・夏季特別展「懐石の器」 MIHO MUSEUM-1
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鼠志野向付 桃山時代 16世紀 美濃窯〔鯛、ぼうふう、岩茸、わさび、しょうゆジュレ〕 撮影:越田悟全 MIHO MUSEUM蔵
万歳楽字茄子形燗鍋 西村道也作 江戸時代 延享元年(1744)引盃と盃台 渡辺喜三郎作 明治-昭和初期 20世紀 MIHO MUSEUM蔵
宮島釜 江戸時代 17世紀 伝来:徳川家康―大久保藤五郎 益田鈍翁旧蔵 MIHO MUSEUM蔵
(春季のみ展示)
芦屋霰巴地紋真形釜・唐銅朝鮮風炉 桃山時代 16世紀 石見芦屋製 毘沙門堂伝来 益田鈍翁旧蔵 寸松庵敷瓦 江戸時代 瀬戸窯 MIHO MUSEUM蔵
(夏季のみ展示)
織部切落向付 桃山-江戸時代 17世紀 MIHO MUSEUM蔵
色絵竜田川向付 江戸時代 18世紀 乾山窯 MIHO MUSEUM蔵
松漆絵三つ椀(秀衡椀) 桃山-江戸時代 16-17世紀 MIHO MUSEUM蔵
(春季のみ展示)
絵替草花蒔絵螺鈿平煮椀 永田犮治作 江戸時代 18-19世紀 MIHO MUSEUM蔵
(夏季のみ展示)
織部四方手鉢 桃山-江戸時代 17世紀 美濃窯 MIHO MUSEUM蔵
白釉円孔透鉢 江戸時代 17世紀 御室窯 MIHO MUSEUM蔵
錆絵牡丹図角皿 光琳画 江戸時代 18世紀 乾山窯 MIHO MUSEUM蔵
花鳥図螺鈿輪花盆 中国・明時代 16-17世紀 MIHO MUSEUM蔵
(春季のみ展示) 
輪花三足盆 佐野長寛作 1基 江戸時代 19世紀 MIHO MUSEUM蔵
(夏季のみ展示)
切子角形ガラス三段重 江戸時代後期-明治時代初期 19世紀 ガラス MIHO MUSEUM蔵
大井戸茶碗 銘 小一文字 追銘 大一文字 朝鮮王朝時代 16世紀 益田鈍翁・松永耳庵旧蔵 MIHO MUSEUM蔵
春季・夏季特別展「懐石の器」 MIHO MUSEUM-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

懐石とは“ふところの石”。修行中の禅僧が石を温めて懐にいだき、一時の空腹をおさえたという伝承から生まれた言葉で、お茶をおいしくいただくための簡素な料理の呼び名です。それは豪華な献立を誇るのではなく、心のこもった、おいしくて実のある新しい料理の形でした。

懐石にはいくつかの特徴が挙げられます。お客様が料理を一番おいしく召し上がれるよう、出来立てを一品づつ運ぶこと、亭主自ら給仕し楽しく主客交流すること、遠くの珍しい食材に重きを置かず身近な旬の食材を客の好みに合わせ工夫する事、最後まで頂いてもお腹に丁度良い量であること、さらに、料理にふさわしい器を楽しむことなどです。この形をはじめたのは千利休であり、江戸時代中期頃にはさらに形式が整い、今日の懐石となりました。

本展覧会では、所蔵の茶道具と懐石の器から、名品を選りすぐって展観します。茶室の掛物として極めて珍重された大徳寺開山・大燈国師の墨蹟や、織部・黄瀬戸・志野など美濃窯の向付、光悦、乾山や、瀬戸、唐津、伊万里、備前、信楽焼の茶碗や食器、秀衡椀や永田犮治の蒔絵椀、煌びやかな和ガラスの器など、時には作品に料理を盛り付けた写真を添えて、お楽しみいただきます。

また江戸時代の近衛家当主であり貴族として最高の地位にあった近衛予楽院の茶会記をもとに、当時の茶会で乾山や和ガラスの器がどのように使われていたかを紹介するコーナーや、初公開となる大井戸茶碗「小一文字」(益田鈍翁・松永耳庵旧蔵)とその取り合わせを含め、MIHO MUSEUM の原点であるコレクションが並びます。

茶の湯の中で育まれた深い文化と、もてなしの心を土台として、日本人の豊かな感性が生み出してきた懐石の器を、どうぞお楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年3月19日(土)~2022年8月14日(日)
  • 春季特別展「懐石の器 炉の季節」
    2022年3月19日(土)~ 6月5日(日)
    夏季特別展「懐石の器 風炉の季節」
    2022年7月9日(土)~ 8月14日(日)
会場 MIHO MUSEUM Google Map
住所 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
時間 10:00~16:00 (最終入場時間 15:00)
休館日 月曜日 
3月22日(火)、7月19日(火)
※ただし3月21日(月)、7月18日(月)は開館
観覧料 一般 1,300円
高・大生 1,000円
中学生以下 無料
※20名以上の団体は各200円割引
※4月1日~5月8日は団体受入不可
※オンラインによる事前予約制
TEL0748-82-3411
URLhttps://www.miho.jp/

MIHO MUSEUMの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

MIHO MUSEUM MIHO MUSEUM

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

素晴らしい奥深さ 企画の秀逸さ

懐石の器と言ってもどのように使うのかが大きなテーマであり、京都・光悦寺の山下明子氏による実際の盛り付け写真とともに、名器が展示されていて、そのあたりとても工夫があった。
さすがに茶人・熊倉館長だけあり、展示の流れも茶事の流れに沿って展開していき、茶の湯の稽古をしている者としては、とても学びが多かった。
一点課題をあげるとすれば、渡辺喜三郎の椀がたいへん多くて、下にある折敷の重厚さに見合わないと思われるとりあわせもあった。
喜三郎の椀は生地が薄いので、夏の茶事など軽やかな時はいいけれど、違う季節にはそれに沿った重厚な椀や華やかな椀がありそう。折敷と椀、向付けの器等、取り合わせた方にはもっと多彩さがあってもよかった。
全体として贅沢な展示であり、トークも充実していて、足を運んで本当に良かったと思える内容でした。

5.0

「懐石の器」よかったです。

とても美味しそうな御料理の写真と共に器を鑑賞でき、改めて和食の奥深さを感じることができました。
常設の展示も素晴らしく、美術館からの眺めも素敵で、とても良い時間を過ごすことができました。

4.0

やはり乾山!

初めて訪れましたが、駐車場から美術館入り口まで、トンネルをくぐって歩く道中もシャクナゲが咲いていたり、新緑に溢れて素敵な道のりでした。電気自動車で移動することもできます。建物そのものもルーブルのピラミッドと同じ設計者だそうで、幾何学模様に組まれたエントランスも美しかったです。

展覧会では器そのものはもちろんどれも素晴らしかったのですが、お料理を盛り付けたときの写真が何点かあり、それが自分の思っていた以上の美しさで、「器」は料理を盛り付けて完成するものなんだなぁと驚き、感心しました。

中でもやはり乾山の作品は間違いないですね。現在でも似たようなデザインの皿やお鉢が沢山あります。日本人に受け継がれている「感性」を垣間見たような気がしました。

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出展作品・関連画像IMAGES

鼠志野向付 桃山時代 16世紀 美濃窯〔鯛、ぼうふう、岩茸、わさび、しょうゆジュレ〕 撮影:越田悟全 MIHO MUSEUM蔵

万歳楽字茄子形燗鍋 西村道也作 江戸時代 延享元年(1744)引盃と盃台 渡辺喜三郎作 明治-昭和初期 20世紀 MIHO MUSEUM蔵

宮島釜 江戸時代 17世紀 伝来:徳川家康―大久保藤五郎 益田鈍翁旧蔵 MIHO MUSEUM蔵
(春季のみ展示)

芦屋霰巴地紋真形釜・唐銅朝鮮風炉 桃山時代 16世紀 石見芦屋製 毘沙門堂伝来 益田鈍翁旧蔵 寸松庵敷瓦 江戸時代 瀬戸窯 MIHO MUSEUM蔵
(夏季のみ展示)

織部切落向付 桃山-江戸時代 17世紀 MIHO MUSEUM蔵

色絵竜田川向付 江戸時代 18世紀 乾山窯 MIHO MUSEUM蔵

松漆絵三つ椀(秀衡椀) 桃山-江戸時代 16-17世紀 MIHO MUSEUM蔵
(春季のみ展示)

絵替草花蒔絵螺鈿平煮椀 永田犮治作 江戸時代 18-19世紀 MIHO MUSEUM蔵
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織部四方手鉢 桃山-江戸時代 17世紀 美濃窯 MIHO MUSEUM蔵

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