3.0
懐かしい。これに尽きます。
角川映画ってずいぶんと批判も受けました。
いわくプロデューサーの色が強すぎて監督の個性を奪っているとか、商業主義に走って映画としてのクオリティが低いとか・・・でも、邦画の歴史のなかで無視できないのも事実。展覧会ではポスターほか宣伝資料のほか、多くの資料を展示して、角川映画を立体的に見せており、この40年の歩みを知るにうってつけ。
個人的にはとても懐かしく、会場には同年代の来客多数でした。気分はなによりもまず「懐かしい」。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 856 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
映画は、映画会社が作るもの――40年前、そんな常識に真っ向から挑み、瞬く間に日本映画の勢力地図を塗り替えたのが《角川映画》でした。
出版社の角川書店を母体に創始された《角川映画》は、巨匠 市川崑監督を迎えた『犬神家の一族』(1976年)で表舞台に登場、横溝正史の原作もベストセラーに押し上げました。その後もミステリーやハードボイルド小説を次々と映画化し、角川春樹社長のもと、映画と原作書、さらに主題歌も含めたメディアミックスの広報戦略によって、『人間の証明』(1977年)、『復活の日』(1980年)などヒット作を連打しました。
1980年代に入ると『セーラー服と機 関銃』(1981年)、『時をかける少女』(1983年)などを発表して薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子などのアイドル女優を輩出、さらにはアニメーション映画にも進出して若い世代を映画館に呼び寄せます。1990年代中期からは新たに角川歴彦社長のもとで再生、『失楽園』(1997年)や『リング』 (1998年)など数々の話題作の中心となって、盛んな映画作りを今も続けています。
この展覧会「角川映画の40年」は、日本社会に国民的なセンセーションをもたらした《角川映画》の足どりを、当時の華やかな宣伝資料などを通じて振り返ります。を果たすとともに、現代の日本映画を再考するきっかけとなる展覧会です。
会期 |
2016年7月26日(火)~2016年10月30日(日)
|
---|---|
会場 | 国立映画アーカイブ Google Map |
住所 | 東京都中央区京橋 3-7-6 |
時間 |
11:00~18:30
(最終入場時間 18:00)
|
休館日 |
月曜日 ※9月5日(月)~9日(金)は休室です |
観覧料 | 一般 210円(100円) 大学生・シニア 70円(40円) 高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/kadokawa/ |
3.0
角川映画ってずいぶんと批判も受けました。
いわくプロデューサーの色が強すぎて監督の個性を奪っているとか、商業主義に走って映画としてのクオリティが低いとか・・・でも、邦画の歴史のなかで無視できないのも事実。展覧会ではポスターほか宣伝資料のほか、多くの資料を展示して、角川映画を立体的に見せており、この40年の歩みを知るにうってつけ。
個人的にはとても懐かしく、会場には同年代の来客多数でした。気分はなによりもまず「懐かしい」。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都中央区で開催中の展覧会