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刀剣の展示室に入れば背筋が伸びる。
刀剣の展示、鈍く光る刀剣が並ぶ展示室は、ちょっとばかしピリッとした空気が漂います。刀剣とその拵が並べて展示されていました。京博の「刀剣展」の時はわんさか居た刀剣女子は見当たらず、渋い展示室です。伊勢田丸の武士の家に生まれた村山龍平は幼き頃より刀剣大好き少年で、コレクションお始まりも刀剣類からだそうです。「一時期は約800口もの刀剣を所持」とか初展示の火縄銃は美術館のお隣「旧村山家住宅の玄関棟に長く飾られていた」のお話にはビックリです。
刀剣の鈍く光る「刃」に現れるもろもろを鑑賞する刀剣展示には照明が大きく影響しそうです。見えそうでいて、これがそれなのか?と思いつつ展示室を回ってきました。刀剣の部位のパネル解説もありましたが、昔の香雪さんなら凝った作品リストに刀剣の図解解説を載せて、それを手元で確認しながら回れたのでは?
「刀剣」素人に「刀剣展」は難しいかものかたには、厳しい刀剣とは離れた意匠と細やかな細工の刀装具の楽しみもありかも。