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ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによる漫画・ムーミンコミックスは、イギリスの「イブニング・ニューズ」紙で1954年から連載がスタート。トーベの末弟ラルスは当初から資料集めや英訳を担当していましたが、1960年から彼が1人で漫画を制作するようになります。20余年続いたコミックスは20か国以上で翻訳され、今日のムーミン人気につながっています。
本展ではムーミンコミックスにスポットを当て、未邦訳のストーリーやコミックスだけに登場する個性的なキャラクターなどを紹介します。キャラクターの設定画や習作、原画など日本初公開となる貴重な約280点を通じて、楽しくも奥深いムーミンの豊かな世界をお楽しみください。
ムーミンコミックスってなに？
ムーミン童話の世界を気楽でコミカルなものとして、時には社会風刺のエッセンスも加えながら、大衆的に馴染みのある漫画で表現したムーミンコミックス。その歴史は、1947年から2年間フィンランドのスウェーデン語系新聞「ニィ・ティド」紙に『ムーミントロールと地球の終わり』が掲載されたことに始まります。1954年になると、イギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で連載がスタート。姉であるトーベと弟のラルスによる、姉弟ならではの連携プレーでコミックスを手掛けたのです。1960年からはラルス1人で漫画制作を担当し、1975年まで連載は続きました。「イブニング・ニューズ」紙によるムーミンコミックスの連載はイギリスにとどまらず、その年のうちにスウェーデン、デンマーク、そして母国フィンランドの新聞に、さらに最盛期には40カ国以上、120紙に転載されたほどで、その読者も1200万人とムーミンの人気は爆発的なものとなります。20余年にわたり連載が続いたことからも、その人気ぶりは容易にうかがえるでしょう。その波及効果は、すぐにオリジナルであるムーミン童話の児童文学シリーズにも及び、次々に世界各地で翻訳、出版されました。ムーミンコミックスをきっかけに、トーベは児童文学作家としての国際的な名声を不動のものにしたのです。日本でも2000年から、筑摩書房より「ムーミンコミックス」(訳:冨原眞弓、全14巻)が出版されています。
| 会期 |
2021年9月11日(土)～2021年11月14日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
名古屋市博物館
 Google Map |
| 住所 | 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 |
| 時間 |
9:30～17:00
（最終入場時間 16:30）
|
| 休館日 | 毎週月曜（※ただし9月20日は開館、翌9月21日は休館）、第4火曜 |
| 観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 高大生 900円 (700円) 小中生 500円 (300円)
|
| TEL | 052-853-2655 |
| URL | https://moomin-comics.jp/ |
4.0
以前にも、トーベ・ヤンソンさんの展覧会は行った事があり、ムーミンの原画(挿絵、絵画)などは見た事があったのですが、
今回は、コミック展で、日本語に訳されたコミックが展示されていました。
ムーミンの小説は読んだ事があり、挿絵の絵は以前の展覧会などでも目にした事があったのですが、コミックを見るのは初めてで、興味深かったですし、
ストーリーが面白く、深い事を知りました。
会場では、映像で、コミック(ストーリー)を見られる展示もあり、面白かったです。
グッズコーナーも充実していて、見ていて楽しかったですし、
日本語に訳されたコミックも販売していました！
ちょうど、今、映画館でも、トーベ・ヤンソンさんの生涯を描いた「トーべ」という映画を公開中で、合わせて楽しめて良かったです。
3.0
会場に入ってすぐ人が列を成して移動している光景を目にしました。
皆がコミックを真剣に読んでいる（英語だか何だか私は読めませんが…）
全然進まない列に並んで皆について展示を鑑賞することになりました。
日本人ならではの列を乱したらダメ的な空気を感じながら、読むコミックは頭に入らず、どっと疲れてしまいました。
もう少しムーミン情報を所々に散りばめいただけたらもっと楽しめたのではないかと、展示方法の改善の願ってしまいました。
4.0
何気なくネットサーフィンしていたところアートアジェンダさんのサイトに辿り着きチケットプレゼントに初めて応募させて頂いたところ有難いことに見事当選のお知らせが届きました！ありがとうございました。本日（2021.9.24.）趣味仲間とランチ＆ティータイムがてら観賞して参りました。馴染み深いと思っていたムーミンが、こんなに歴史のあるものだったとは全く知らず、これまで持っていたイメージの中のムーミンとは違い非常に繊細で細やかな描写をされたものだったことを知り、とても感動を覚えました。見応えのあると言おうか、読み応えのあると言おうか、ボリューム満点の展示でしたが、一つ一つ見入ってしまい、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。贅沢を言わせて頂ければ、全てのストーリーに日本語訳がついていると、もっと一つ一つのコミックの内容が理解できて楽しく拝見できたかなぁという気がしました。とはいえ、なかなか身近で触れる機会の無い貴重な展示品の数々を拝見することができて、とても有意義で感動する時間を過ごさせて頂きました。心より感謝申し上げます。末筆ではありますが、アートアジェンダさんの益々のご発展とご活躍を願っております。
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