4.0
明治から現代までの日本画とは?
開国した後に、「日本画とは何だろうか」という問いを各時代の画家たちは繰り返し唱え、そうした中から新しい日本画が生まれてきました。これを一度に振り返ってみようとするのが今回の展覧会です。それぞれの画家がどのように考えて絵の制作に取り組んだのかがよくわかりました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 311 の美術館・博物館と 617 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
幕末から明治にかけて西洋絵画が本格的に紹介されるようになると、人々はその写実的な表現に驚かされました。画家たちの中には、西洋絵画の技法を学び油彩画に取り組んだ人々がいる一方、岩絵具や和紙といった日本の伝統的な画材を基盤としながら、西洋絵画の表現も取り入れつつ、あらたな時代にふさわしい日本画の創造を目指す人々も現れました。
明治期には横山大観や菱田春草らが、空気感や内面的な感情をどのように表現するかについて試行錯誤し、芸術の自由が標榜された大正期には、今村紫紅や速水御舟らが独創的な作品を発表しました。
古典が見直された昭和前期を経て、戦後、伝統的なものが否定される状況から再出発した画家たちは、それまでの日本画ではあまり扱うことのなかった主題にも取り組み、戦前とは表現を一変させました。人間の存在を問うような作品が描かれたのもこの時期の特徴です。
その後登場した戦後生まれの画家たちは、明治以来続いた、西洋絵画を意識しながら日本画を描くことからは距離を置き、日本画ならではの特性を生かした制作を行っています。
本展では、受け継がれてきた伝統や技法に基づきながらも、独自の表現を打ち出し、時代を切り開いてきた画家たちの作品を多数展示し、明治から現代に至る日本画 150 年の流れをたどります。
会期 |
2021年4月17日(土)~2021年6月20日(日)
|
---|---|
会場 | 茨城県近代美術館 Google Map |
住所 | 茨城県水戸市千波町東久保666-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 5月6日(木) ※ただしGW中の5月3日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 610円(490円) 満 70 歳以上 300円(240円) 高大生 370円(320円) 小中生 240円(180円)
|
TEL | 029-243-5111 |
URL | https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/ |
4.0
開国した後に、「日本画とは何だろうか」という問いを各時代の画家たちは繰り返し唱え、そうした中から新しい日本画が生まれてきました。これを一度に振り返ってみようとするのが今回の展覧会です。それぞれの画家がどのように考えて絵の制作に取り組んだのかがよくわかりました。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
茨城県で開催中の展覧会