4.0
楽しみながらも考えるルール
多様化が叫ばれる昨今、様々なルールと向き合い更新し、デザインを通じて可能性を広げていく。啓蒙と言うより提示に近いのかな……。ルールを楽しむものもあるし、社会的な問題を含むものもある、いちがいにイエスと言えないのもある気がする。いずれにせよ考える展示に結びつけるのは興味深い。
一番面白かったのは〈葛宇路〉。実は作者名なのだが、名前の無い北京市内の道に自分の名前を標識として設置。その後撤去どころか、地図サービスや宅配等に使われるようになってしまった顛末。
大学生くらいのカップルが多く賑わっていた。なにやらとても楽しそうに見えたのは、ずっと縛られていたルールからの解放のせいだと思ってしまった。