3.0
明治時代の「人力」カラー写真に魅了される
幕末明治期における関東の写真文化の歴史をテーマに、当時の写真技法や写真家の紹介と作品を展示。
なかでも印象に残ったのは「鶏卵紙に手彩色」という技法による写真の数々。
チラシ等ではそれらの作品がほとんど紹介されていないのがちょっと残念。
(東京都写真美術館ニュース「eyes」では少しだけ紹介されていましたが、このタイプの作品をメインビジュアルにしてほしかったなと思ったり・・・)
当時、外国人向けのおみやげとして作製されていたようですが、まさに明治時代の人力カラー写真。
そして、その第一人者は日下部金兵衛という写真家でした。
一連の手彩色作品はスライド上映もされていて、その不思議な美しさにいつまでも見ていたくなってしまうほどでした。