この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
日本の自然を穏やかに見つめ、明るく澄んだ色彩によって情緒豊かな風景を描いた小野竹喬(おのちっきょう/1889-1979)。
岡山県笠岡に生まれた竹喬は、14歳のときに日本画家になると決意して京都の竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事しました。1916年に文展で特選を受けましたが、翌年の落選を経て、新たな芸術活動を志して土田麦僊(つちだばくせん)らと国画創作協会を結成し研鑚に努めます。解散後は再び主な発表の場を官展に移し、戦後には明るく柔らかな色調の表現を追求した風景画で新境地を拓きました。
竹喬には、日本画家を目指していた長男・春男(はるお/1917-1943)がいました。しかし、春男は京都市立絵画専門学校を卒業し、画家として歩みはじめた矢先に太平洋戦争の召集令状を受け取り、翌年26歳で戦死しました。期待をかけていた息子を失ってしまった竹喬は深い悲しみに暮れます。その後、しばしば樹の向こうに広がる空や雲を描き、そこに春男の魂を感じとっていたといいます。
本展は、生涯にわたって移り変わる自然の様子を穏やかなまなざしで描き続けた竹喬作品を中心に、春男の素描やスケッチの数々を併せた全68点を紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年10月6日(火)~2020年11月23日(月・祝)
|
---|---|
会場 | 京都府立堂本印象美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市北区平野上柳町26-3 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 ※11月2日(月)は開館、11月4日(水)は休館 |
観覧料 | 一般 510円(400円) 高大生 400円(320円) 小中生 200円(160円)
|
TEL | 075-463-0007 |
URL | https://insho-domoto.com/ |
京都府立堂本印象美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会