この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
想像力をふくらませ、躍動感たっぷりの筆致で描いたデビュー絵本『オオカミがとぶひ』によって、彗星のごとく出版業界に登場したミロコマチコ(1981- )は、以後国内外の絵本賞や文芸賞をたて続けに受賞し、常に新作が期待される絵本作家のひとりです。
いっぽうで、大きな画面いっぱいに生物や植物をのびのびと描き、時には音楽家と共鳴しながら即興でペインティングを行うなど、画家としての活躍にも注目が集まっています。
デビューから約10年、ミロコマチコは、絵本作家、そして画家として、男女問わず、幅広い世代から支持され、デザイナーやアーティストからも一目置かれる存在となりました。とりわけ近年の表現は、従来のエネルギッシュで破天荒なイメージに加えて、どこか霊的な存在をも感じさせるものへと変化し、その世界のさらなるひろがりを感じさせます。
自然豊かな奄美大島へ住まいを移し、これまでとは異なる時間の流れや環境のなかで暮らしはじめたこと、そして、この地の伝統的な染色文化に触れたことも、少なからず影響しているのかもしれません。
本展は、「ミロコマチコとは何者なのか」をテーマに、近作・新作を中心とした絵画や絵本原画、書籍の装画や企業とのコラボレーションを展示すると同時に、奄美大島での暮らしや制作風景も紹介しながら、ミロコマチコの底知れぬ魅力に迫ろうとするものです。
◆ ミロコマチコ(画家・絵本作家)
1981年大阪府生まれ。生きものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オオカミがとぶひ』(2012年、イースト・プレス)で第18回日本絵本賞大賞を受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で、『オレときいろ』(WAVE出版)が金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で金牌を受賞。その他にも著書多数。第41回巌谷小波文芸賞受賞。展覧会『いきものたちの音がきこえる』が全国を巡回。本やCDジャケット、ポスターなどの装画も手がける。2016年春より『コレナンデ商会』(NHK Eテレ)のアートワークを手がけている。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年9月13日(日)~2020年11月29日(日)
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会場 | 宇都宮美術館 Google Map |
住所 | 栃木県宇都宮市長岡町1077 |
時間 |
9:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 9月23日(水)、 11月4日(水)、11月24日(火) ※ただし、祝休日は開館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生・高校生 800円(640円) 中学生・小学生 600円(480円)
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TEL | 028-643-0100 |
URL | https://mirocomachiko-cm.exhibit.jp/ |
宇都宮美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
- 長崎県長崎県美術館
会期:2017年11月11日(土)~2018年1月8日(月・祝)会期終了 - 高知県高知県立美術館
会期:2021年7月24日(土)~2021年9月20日(月・祝)会期終了 - 神奈川県横須賀美術館
会期:2022年2月11日(金・祝)~2022年4月10日(日)会期終了 - 千葉県市原湖畔美術館
会期:2022年7月16日(土)~2022年9月25日(日)会期終了
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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