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突然の臨時休館
わざわざ会社の休みを取り、初めて当選した上田薫展の招待券をもって、本日埼玉県立近代美術館にいこうしたところ、なんと本日から臨時休館。
昨日の夕方県からの指示で休館となったと。上田薫展はどうなるのかと聞いたら、昨日で終了とのこと。コロナ感染拡大防止なので仕方ないですが、できればもっと早く発表してほしかったです。ということで上田薫展みれず、感想も書けません。ご了承ねがいます。
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上田薫(1928~)は、写真を使って対象を精巧に描き出す画家です。殻からつるりと落ちてくる生玉子がリアルに描かれた彼の作品を、美術の教科書で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
東京藝術大学で油彩を学び、主に抽象画を制作していた上田は、1956年に映画ポスターの国際コンクールで国際大賞を受賞したことをきっかけに、グラフィックデザインの世界へ足を踏み入れます。それからしばらく絵画制作からは離れますが、1970年に、対象そのものだけを写実的に描く表現 -本人曰く、制作に行き詰まったときに頭を空っぽにするための「クソリアリズム」- に目覚めます。
以後、上田は、ときにデザインの世界で学んだことを活かしながら、現実以上にリアルに見える作品を次々と生み出してきました。作品のモティーフの多くは、殻が割られた瞬間の生玉子、スプーンから流れ落ちそうなジャム、水の流れや空など、一瞬で姿を変えるものです。時間と空間とを切り取るその鮮烈な描写は、リアリズム絵画のなかに独自の位置を占めるものとして、高く評価されています。
本展では、これまでまとまった形で紹介される機会の少なかった上田薫の歩みを、大学卒業後から現在までの作品約80点とともに紹介します。時間の流れ、空間のひろがり、そして何気ない日常を驚きに変える上田流「クソリアリズム」の世界を、ぜひ心ゆくまでお楽しみください。
会期 |
2020年11月14日(土)~2021年1月11日(月・祝)
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会場 | 埼玉県立近代美術館 Google Map |
住所 | 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 |
時間 |
10:00~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 12月28日(月)~1月5日(火) ※ただし11月23日及び1月11日は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円(880円) 大高生 880円(710円)
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TEL | 048-824-0111 |
URL | https://pref.spec.ed.jp/momas/ |
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