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企業プレゼン?!
一言でいってしまうと、現代日本建築界を代表する大企業のプレゼン(?!)を社会科見学した、という印象です。
通例の世田谷美術館の展覧会と異なり、いつもなら会場出口にあたる場所から入場させる<動線>に、わくわくしながら足を踏み入れたのですが、、、
むむむ、建築に詳しい人ならもっと楽しめたのかもしれませんが、その方面の知識に乏しい私は、8つに分けられたカテゴリーのテーマ性と共に、「ああ、そうですか」とお勉強に付き合わされた感じでした。
「日本経済発展と足並みを揃えて成長してきた」「建築の具現化を通じて社会に回答・貢献してきた」という点は理解できたつもりなのですが。なんだろう、たとえば、建築家と喧々諤々やりあったり、発注元と切り結んだり、あるいは世論に揉まれ横槍入れられた、、、そういった過程が少しでも垣間見える資料が見られたら、ワタシ的にはもっと面白かったかな、と。
それでも、東京タワーと通天閣という東西の二大鉄塔を手がけたり、東京ドームや大館樹海ドーム、2つの国立劇場といった公共施設を施工したのが同工務店だと、本展で初めて認識。さらに同社が江戸時代の大工棟梁時代、愛知県を中心に手がけた神社仏閣作品も興味深かったです。いろいろ勉強になりました。