4.0
ひさびさの
開館記念展ではじっくり観ることができなかった隅田川両岸景色図巻をひとり占め状態で。
開館以来の年パス更新が途絶えてしまったので、コロナが明けたら再び通おうと思っています。
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すみだ北斎美術館が所蔵する二大名品「冨嶽三十六景」シリーズと、すみだ北斎美術館開館記念展で約100年ぶりの再発見として話題となった幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」を中心に、人気の高い北斎作品約100点を一堂に展観します。
今回はじめて「冨嶽三十六景 山下白雨」のバージョン違いを並べて展示、また北斎の錦絵「桜に鷹」等の版木を使用した火鉢を初公開するなど、見どころの多い展覧会です。
北斎の名作の数々を通して、日本の四季の美しさ、江戸時代より観光スポットとして知られる隅田川周辺の名所を紹介しながら、北斎のたぐい稀な筆力と発想力をご堪能いただきます。
≪錦絵「桜に鷹」と、その版木を使用した初公開の火鉢≫
錦絵「桜に鷹」の制作に使われたとみられるオリジナルの版木を使用した〈葛飾北斎「桜に鷹」ほか四面版木火鉢〉を、今回ともに展示します。〈葛飾北斎「桜に鷹」ほか四面版木火鉢〉は、本展が初公開となる資料です。
≪「冨嶽三十六景 山下白雨」
摺りの状態が異なるものや変わり図の比較(前期展示)≫
北斎が70代で発表した「冨嶽三十六景」は、北斎の生涯の代表作にして最高傑作としても名高い作品です。中でも人気の高い図柄は、摺りの状態が異なるものや変わり図も制作されました。本展では「山下白雨」の初摺に近い作品や、山裾に松林が加えられた変わり図も展示します。
≪全長約7メートルの絵巻 「隅田川両岸景色図巻」≫
「隅田川両岸景色図巻」は約7mの北斎肉筆の巻物です。約100年に及び行方不明でしたが、2015年に墨田区が取得し、現在はすみだ北斎美術館で所蔵しています。すみだ北斎美術館での展示は2016年以来5年ぶりです。
このほか、すみだ北斎美術館が誇る「これぞ北斎」と呼ぶにふさわしい錦絵、摺物、版本など、合計約100点を展示する特別展です。
会期 |
2021年7月20日(火)~2021年9月26日(日)
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会場 |
すみだ北斎美術館
![]() |
住所 | 東京都墨田区亀沢2-7-2 |
時間 |
9:30~17:30
(最終入場時間 17:00)
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休館日 |
月曜日 8月10日(火)、9月21日(火) ※ただし、8月9日(月・振)、9月20日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円 高校生・大学生 900円 65歳以上 900円 中学生 400円 障がい者 400円 小学生以下 無料
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TEL | 03-6658-8936 |
URL | https://hokusai-museum.jp/thehokusai2021/ |
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開館記念展ではじっくり観ることができなかった隅田川両岸景色図巻をひとり占め状態で。
開館以来の年パス更新が途絶えてしまったので、コロナが明けたら再び通おうと思っています。
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連休に訪問。天気は良く、そこそこ入館者はおりますが混雑はしていません。後期展示だったため、山下白雨は見れませんでしたが、凱風快晴と浪裏はしっかり見れました。版画はいつもどおり素晴らしいのですが、今回は隅田川両岸景色図巻がよかったです。特に最後の吉原室内は人物が生き生きと描かれ、素敵でした。また、原版が火鉢になっているものは珍しく、初めて見ました。あと、会場を出る際、3階まで降りてしまうと満員でエレベーターに乗れない可能性が高いです。4階で乗りましょう。1階まで降りる階段を開放してくれないのは不親切だと思いますが。
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