この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展の企画にあたり、京都芸術センターのボランティアスタッフにこの10年間で最も印象的な展覧会を挙げてもらうアンケートを実施しました。
最も回答が多かった「東アジア文化都市2017京都『アジア回廊現代美術展』」という結果が示唆するように、この20年は社会的にも文化的にも「アジア」に多くの関心が集まる20年でした。
「つながりの方程式」展では、東アジアの作家2人を通して、情報とヒトの往来の中で表現される多角的な視点を見ようとすることを目指します。
両作家は映像、ドローイング、テキストなど多様な手法を用いて、記憶や経験、イメージの間から作品を制作しています。
タオ・フイは2017年に京都で滞在制作した作品《Hello, Finale!》を展示します。ランダムに流れる9チャンネルの映像は何らかの終結が共通テーマとなっています。各映像の終わりは途切れ、一つ一つの物語には明確なつながりをもたず、見る者の記憶や経験にそれらをゆだねていきます。
一方、前田耕平は2018年にタイのチェンマイで、2019年にはオーストラリア、シドニーでの滞在制作を行い、世界各地での探求の旅を続けています。今回は様々な都市の人たちの愛の声を採集し、その形を探ろうとする「Love Noise」プロジェクトの京都バージョンに取り組みます。目の前の映像や物語から記憶を探り当て、つながったかと思うと、またすぐに見失うような、掴めそうで掴めない連想ゲームの中で、新たなつながりがいくつも生まれてくるかもしれません。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2020年3月1日(日)~2020年4月5日(日)
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会場 | 京都芸術センター Google Map |
展示室 | 京都芸術センター ギャラリー北・南 |
住所 | 京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 |
時間 |
10:00~20:00
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 無料 |
TEL | 075-213-1000 |
URL | https://www.kac.or.jp/events/27614/ |
京都芸術センターの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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◆ アーティストトーク
日時:3月1日(日)13:00~14:00
会場:京都芸術センター
入場無料・事前申込不要
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