4.0
KOKU
國領經郎、初見の洋画家です。
大型作品が多く見応えがありますが迫力満点というよりは鑑賞者に委ねるような作風でした。
全作品写真撮影OKです。
見返してみると初期の自画像と点描作品だけでした。
群像表現は無し。
時代がかった服装とソバージュみたいな変な髪型も含めて、ハマらず。
カンディンスキー、クレーみたいな点描空間にほぼ滞在していました。
近づいたり離れたり面白いですね。
検温消毒あり、ロッカー使用不可。
密にならず鑑賞可能です。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国313の美術館・博物館と826の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
國領經郎(こくりょう つねろう 1919~1999年)は、砂丘や砂浜を舞台とした情感豊かな絵画作品を数多く描いたことで知られる、日本芸術院会員で日展を中心に活躍した、戦後日本を代表する洋画家のひとりです。
「むきだしの自然」と國領が語った「砂丘」は、訪れた人々の詩的感覚や人生観を揺さぶり、孤独な瞑想の時へと導いていくような、静寂さに満ちた神秘的な場所です。
そのような砂丘に強く心を惹かれた國領は、鳥取県の鳥取砂丘や山形県の庄内砂丘、静岡県の中田島砂丘、そして晩年によく訪れた茅ヶ崎海浜など日本各地の砂丘地を取材し、砂のある茫漠とした風景とさまざまな人物、そして鳥たちを登場させる独特の作品世界を構築しました。
本展は、國領の生誕100年を記念し、あらためてその画業を見つめ直そうとするもので、出身地・横浜の横浜美術館と、鳥取県立博物館、酒田市美術館が所蔵する國領作品を中心に構成する回顧展です。初期から晩年までの代表作を紹介しながら、國領が表現しようとしたもの、砂のイメージに託そうとしていたものとは何かを探ります。
会期 |
2020年7月1日(水)~2020年8月30日(日)
|
---|---|
会場 |
茅ヶ崎市美術館
![]() |
展示室 | 茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3 |
住所 | 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
休館日 |
月曜日 8月11日(火) ※ただし8月10日は開館 |
観覧料 | 一般 800円 大学生 600円 市内在住65歳以上 400円
|
TEL | 0467-88-1177 |
URL | https://www.chigasaki-museum.jp/ |
4.0
國領經郎、初見の洋画家です。
大型作品が多く見応えがありますが迫力満点というよりは鑑賞者に委ねるような作風でした。
全作品写真撮影OKです。
見返してみると初期の自画像と点描作品だけでした。
群像表現は無し。
時代がかった服装とソバージュみたいな変な髪型も含めて、ハマらず。
カンディンスキー、クレーみたいな点描空間にほぼ滞在していました。
近づいたり離れたり面白いですね。
検温消毒あり、ロッカー使用不可。
密にならず鑑賞可能です。
4.0
初期から晩年まで、画風・画題の変遷はあるが、一貫して真面目だ。真摯に取り組み作品を仕上げ、無駄な言葉が無い。外連味が無い。教員・教授という教育活動と画家の「二足のわらじ」が、作風の根底にあるのかも知れない。
代表作として群像が有名ではあるが、横浜国立大学退官後の砂浜の風景も境地とも言えるだろう。個人的には氏としては珍しい飛行船が好きだ。詩情は作者にあるのでは無く、観る側にある。そんな静かな何かを作者は提示してくれる。
鑑賞後は茅ヶ崎海岸に足を伸ばそう。砂浜の風景がいつもと違って見える。
会期変更で開催されたことを喜ばしく思う。美術館のご尽力に感謝。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
神奈川県で開催中の展覧会
《風》 1981年 油彩、カンヴァス 愛知県美術館蔵
《静止の空間》 1983年 油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵
《轍》 1982年 油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵
《悠々》 1995年 油彩、カンヴァス 鳥取県立博物館蔵
《赤い服のA子》 1954年 油彩、カンヴァス 酒田市美術館蔵
《外人墓地》 1963年 油彩、カンヴァス 横浜美術館蔵