4.0
懐 深過ぎ
数年前のリニューアルオープンで宝という宝を見せてもらったのではないかと思ってたのに、この展覧会ではみたこともないものばかりで驚き更に十二支分あるとすれば、この博物館の懐はどこまで深いか???杣田久光作銘 大黒に鼠蒔絵印籠のメタリックブルー&ピンクは見飽きない美しさでした。
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干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品に愛らしく描かれるのでしょう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たからです。はじめは鼠が助けたことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビでしたが、インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と豊穣の神様の使いに納まりました。
多産の鼠には子孫繁栄の願いも託されます。江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も刊行され、人に懐く鼠も作り出されました。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。子月子日の行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術をお楽しみください。
会期 |
2020年1月2日(木)~2020年2月2日(日)
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会場 |
京都国立博物館
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展示室 | 京都国立博物館 平成知新館1F-2 |
住所 | 京都府京都市東山区茶屋町527 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※ただし2020年1月13日(月・祝)は開館し、翌1月14日(火)を休館 |
観覧料 | 一般 520円(410円) 大学生 260円(210円) 高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料(年齢のわかるものを要提示)
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TEL | 075-525-2473 (テレホンサービス) |
URL | https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/ne_2020.html |
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数年前のリニューアルオープンで宝という宝を見せてもらったのではないかと思ってたのに、この展覧会ではみたこともないものばかりで驚き更に十二支分あるとすれば、この博物館の懐はどこまで深いか???杣田久光作銘 大黒に鼠蒔絵印籠のメタリックブルー&ピンクは見飽きない美しさでした。
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