4.0
わかりやすくわかる
「翻訳」を広くとらえて、コミュニケーションデザインを考える。
テーマとして小難しいかと思ったら、けっこうストレートでライト。色んなテーマのコミュニケーションが、きちんと鑑賞者に届く。基本的な言語コミュニケーションから、異種とのコミュニケーションまで様々な展開が好奇心をくすぐり楽しい。「翻訳」のイメージが広がる。
「伝えかたをさぐる」「体でつたえる」などのキーワードで分けられ、どれもが興味深い。
ぬか床ロボットと会話する「NukaBot v3.0」、見ようとすると離れていく作品「観賞から逃れる」は笑えた。
設営がとてもシンプルで美しい。パステルカラーの角柱でブースを区切っているだけなのだが、閉鎖感がなく、それでいて隣同士の邪魔にならない。解説も掌大のシートを各自が取るので、解説パネルを読む人の渋滞も無い。