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大和一国を挙げての祭礼
今年で884年目を迎えるという春日若宮おん祭。
古くから描かれてきた屏風絵などが、おん祭の長い歴史を物語っています。
江戸時代に大衆向けに刷られた挿絵入り解説書とその版木も展示されており、人々のおん祭への関心の高さが分かります。
また、20年に1度の春日大社の「御造替」の度に、社殿の絵をその時代の絵師たちが描き直し、描き継いでいく様子も紹介されています。
「粉本」と呼ばれる模写には色の情報などが事細かに書き込まれていてとても興味深かったです。
実際の祭礼の写真展示や映像上映もあり、是非おん祭を間近に見に行きたいと思いました。