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この展覧会の核となるのは、現在、日本デザインコミッティーに所属する幅広い世代のメンバーたちが、そのデザインの過程において生み出してきたスケッチ、図面、模型の数々です。
それらは、多くの人々の目に触れる完成品に比べて、あまり光が当てられません。しかし、そんな「秘められた部分」にこそ、デザインの大切なエッセンスが刻まれています。それらを間近で目にすることは、今後のものづくりを担う人々、特にデジタル化したものづくりを前提とする世代にとって、刺激と示唆にあふれた体験になることでしょう。
日本デザインコミッティーは1953年の設立以来、銀座の百貨店、松屋との長い関係の中で、すぐれたプロダクトの選定やデザイン展の開催を通して、日本のデザインに貢献してきました。
各分野を代表するデザイナー、建築家、評論家が自主的に参加し、現在は40代から90代まで26名のメンバーで構成されています。デザインエンジニアとして新しい領域を探求しつづける田川は、その最も若い世代に属するメンバーのひとりです。
本展の会期に先行して、日本デザインコミッティーの現メンバー全員にインタビューした内容をポッドキャストで配信。さらに、会期中には、次世代のデザイナーを招いたトークイベントも開催し、展覧会の枠組みを超えた情報発信を積極的に行います。
本展は、世代や領域が異なる人々の結節点となり、日本のデザインの豊かな蓄積を未来の創造へと活かすきっかけになることを目指します。
| 会期 |
2019年11月22日(金)～2020年9月22日(火・祝)
|
|---|---|
| 会場 |
21_21 DESIGN SIGHT
 Google Map |
| 展示室 | 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1＆2 |
| 住所 | 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン |
| 時間 | 10:00～19:00 （最終入場時間 18:30） |
| 休館日 |
火曜日 年末年始（12月26日～1月3日） ※ただし12月24日、2月11日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,200 円 大学生 800円 高校生 500円 中学生以下 無料
|
| TEL | 03-3475-2121 |
| URL | http://designcommittee.jp/maruhi/ |
4.0
日本デザインコミッティー所属メンバーの、完成品に至るまでのスケッチ・模型・図面・メモの数々。思考のプロセスがわかるものもあれば、本人しかわからなそうなものもある。当然、建築・グラフィック・プロダクト、それぞれのアプローチ方法も違う。なるほどもあれば、なんじゃこりゃもある。ただ面白いのはけっこうみんな手描き。若い人まで手描き。メモレベルも手描き。思考の曖昧さを01で割り切らない。
もっとだめ出しをしたメモやスケッチも見たかったなｗ。駆け出しの頃に、この展覧会を観ていたら、随分違ったろうなぁ……。という意味では若い人に見て欲しい。
5.0
有名な製品および建築物の原画や設計図が見られました。原画を肉眼で見られる機会はそうないと思います。わたしたちが普段お世話になっている製品であったり、有名なクリエイターの作品の設計を鑑賞できる貴重なチャンスなのではないでしょうか。
日曜に訪問したため非常に混雑しており一部よく鑑賞できなかった作品があるため再訪を検討しています。プロダクツデザインに関心がある方にはオススメの展覧会だと思います。
4.0
2月15日15時30分頃行った。
入口にはチケットを求める若い人の列。
入場制限は無かったが、会場はそこそこ混雑。
展示がケースの中を上から
覗きこむスタイルで、なかなか前に進まない。
映像コーナーやデザイナーズチェアーに座って、
時間調整する。
17時頃には、だいぶ人が減って、
誰もいない展示ケースも出てきて、
まあまあゆっくり見られたかな。
さて展示は、
デザイナーの個性がとても感じられた。
普通のノートにフリーハンドで書く人、
写真などコラージュする人、
哲学的な文章を書いてイメージを膨らませる人などなど。
その文字やスケッチのクオリティーが高く、
それ自体が作品のよう。
会場のあちこちに
「SNSで拡散してください｣の文字があり、
昭和生まれをあおってくる。
機械オンチで申し訳ない。
しかし展示は、昭和生まれのデザイナーも多い。
企画したJAPAN DESIGN COMMITTEE は、
1953年に東京で発足し、
現在も存続するデザイン組織。
松屋銀座７階では、定期的に企画展を開催しているらしい。
そちらも一度行ってみたい。
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