5.0
コレクターに感謝
街道に沿って宿の絵が並んでいるのは圧巻でした。
初版とその後の作品との変遷なども知ることができ、大変勉強になりました。
あれだけの数の作品が、色鮮やかに残されていることに感動です。
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
近年、欧米のコレクターによる里帰り展で、海を渡った名品と再会する機会が増えてきました。
特に、19世紀の欧米で美術工芸の世界に多大な影響を与えた浮世絵には海外の愛好家も多く、それぞれの特徴あるコレクションは私たちの眼を楽しませてくれます。
今夏、細見美術館に、パリ在住のポーランド人コレクター、ジュルジュ・レスコヴィッチ氏の浮世絵コレクションが登場します。
レスコヴィッチ氏は他の外国人浮世絵コレクター同様、日本でも人気の高い春信、歌麿、写楽、広重、北斎、国芳といったビッグネームを含む浮世絵作品を所蔵されています。
その中で最も注目すべき作品は、英泉と広重が分担して江戸と京をむすぶ中山道を主題とした「木曾街道六拾九次之内」（広重は「木曾海道六十九次之内」）です。本作はシリーズ全ての図が揃っているばかりでなく、 全てが初摺という貴重な作品でもあります。
本展は、この「木曾街道」を中心に広重の「名所江戸百景」、「京都名所」、「阿波野鳴門の風景」、さらには北斎の「富嶽三十六景」、「諸国名橋奇覧」、「諸国瀧廻り」、「琉球八景」など、昔も今も変わらぬ人気のスポットへ、みなさんをいざないます。
美術館にいながら日本の名所をめぐり、さらには春信や歌麿の美人画、写楽の役者大首絵などを通して、粋な江戸の雰囲気をお愉しみください。 版画の美しさ、おもしろさをご堪能いただける、 またとない機会となることでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2019年8月27日(火)～2019年10月20日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
細見美術館
 Google Map |
| 住所 | 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
| 時間 |
10:00～17:00
（最終入場時間 16:30）
|
| 休館日 |
月曜日 ※月曜日が祝日の場合は、翌火曜日 |
| 観覧料 | 一般 1,500 円（1,400円） 学生 1,000円（900円） 中学生・小学生 無料
|
| TEL | 075-752-5555 |
| URL | http://www.emuseum.or.jp/index.html |
細見美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
歌川広重 「木曾海道六拾九次之内 上ヶ松」
歌川広重 「木曾海道六拾九次之内 大津」
葛飾北斎 「冨嶽三十六景 江戸日本橋」
葛飾北斎 「冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷」
喜多川歌麿 「恵恩芳子 児戯意乃三笑」
歌川広重 「京都名所之内 金閣寺」
鈴木春信 「やつし石橋山」
東洲斎写楽 「二代目小佐川常世の一平姉おさん」