4.0
「爆」、私なりにうけとめました。
地球・爆展の開会式と内覧会に参加させていただきました。トリエンナーレの記憶も薄れぬ10月31日、トリエンナーレで脳内に刷り込まれた「戦」への意識を蘇らせながら鑑賞しました。巨大なキャンバスに、黒と白だけで描かれた作品は、時におどろおどろしく、時にユーモラスに、そしてどれも綿密に「戦」を表現し、「爆」による瓦礫を放っていました。どうして愛知は立て続けに同じテーマで挑むのか、そんな思いは消せませんが、戦争を知らない私は敢えて何も考えず、臨戦態勢の黒と白を受けとめてきました。県美術館所蔵の作品鑑賞で、戦の傷は徐々に癒され、北川民次の花に心ほぐれて帰路につきました。