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やや大味...
作家の初期作品から新作までをダイジェストで構成した展覧会。建物の解体過程、九龍城砦やホームレスたちのダンボールの家、首くくり栲象など世界の片隅に宿る確固たるエネルギーのようなものを撮影してきた写真家だと思い込んでいたがそうとは限らず、色々な側面を知ることが出来て興味深かった。ただ、ダイジェスト過ぎてやや大味に感じた。
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東京都写真美術館では、現在も国内外の美術展などで発表を続ける宮本隆司(みやもと りゅうじ)の個展を開催します。
宮本隆司は、建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉〈九龍城砦〉作品によって広く知られる存在となりました。
近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せています。
本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品を展示します。
確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観いたします。
◆宮本隆司 MIYAMOTO Ryuji (1947-)
東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。建築雑誌の編集部を経て、1975年写真家として独立。86年、建築の解体現場を撮影した<建築の黙示録>、88年、香港の高層スラムを撮影した<九龍城砦>で高い評価を受ける。89年に第14回木村伊兵衛写真賞を受賞。96年、第6回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展に参加し、阪神淡路大震災によって破壊された建築物を撮影した写真を展示して金獅子賞を受賞。2004年、世田谷美術館で個展を開催ほか国内外のグループ展にも数多く出品している。05年、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、12年 紫綬褒章受章。
◆展示構成
-都市をめぐって
宮本は写真家としてデビューして以来、建築や建築が創りだす都市の風景を捉えた作品を数多く発表してきました。最初のパートでは、1980年代以降に撮影されたシリーズから、選りすぐられた作品を紹介します。
会期 |
2019年5月14日(火)~2019年7月15日(月・祝)
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会場 |
東京都写真美術館
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住所 | 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし、7月15日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 700円(560円) 学生 600円(480円) 中高生・65歳以上 500円(400円)
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TEL | 03-3280-0099 |
URL | https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3408.html |
◆《鼎談》倉石信乃(明治大学教授)×林道郎(美術史・美術批評)×宮本隆司
2019年5月25日(土) 14:00~16:00
登壇者:倉石信乃(明治大学教授)×林道郎(美術史・美術批評)×宮本隆司
会場:東京都写真美術館1階ホール
定員:190名
※当日午前10時より1階総合受付にて整理券を配布します。整理番号順入場/自由席。
◆《対談》佐々木幹郎(詩人)×宮本隆司
2019年6月22日(土) 14:00~15:30
登壇者:佐々木幹郎(詩人)×宮本隆司
会場:東京都写真美術館1階ホール
定員:190名
※当日午前10時より1階総合受付にて整理券を配布します。整理番号順入場/自由席。
◆ 宮本隆司ワークショップ「見るためには闇が必要だ」
2019年6月1日(土) 10:00~18:00
ピンホールカメラを制作し撮影・現像を行うワークショップです。
対象:18歳以上
定員:20名(事前申込制)
参加費:4000円
申込み方法等の詳細は、決定次第ワークショップにアップいたします。
◆ 担当学芸員によるギャラリートーク
2019年5月24日(金) 14:00~
2019年6月14日(金) 14:00~
2019年6月28日(金) 14:00~
2019年7月12日(金) 14:00~
会期中の第2・第4金曜日14:00より担当学芸員による展示解説を行います。
ギャラリートーク参加の方は、展覧会チケット(当日有効)を ご持参のうえ、2階展示室入口にお集まりください。
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作家の初期作品から新作までをダイジェストで構成した展覧会。建物の解体過程、九龍城砦やホームレスたちのダンボールの家、首くくり栲象など世界の片隅に宿る確固たるエネルギーのようなものを撮影してきた写真家だと思い込んでいたがそうとは限らず、色々な側面を知ることが出来て興味深かった。ただ、ダイジェスト過ぎてやや大味に感じた。
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