3.0
巨大、そして「光をめざす旅」の意味。
メインイメージの作品、そして「光をめざす旅」という言葉から、とても明るい作品をイメージする。でも、展覧会は、「光」にむけて闇の中を進むこともある、そして様々な主張や、時代のことなどが盛り込まれていた。
光に向けて、色はさまざま。強い色の数々も、その先の光に向かっているようです。
最大の作品となる壁画は、ここでしか見られないので、それもまた見所。
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大岩オスカールは、光あふれる鮮やかな色彩とダイナミックな空間構成によって、ときに批評やユーモアを交えながら現代社会を生き生きと描き出してきました。
1965年にブラジルのサンパウロで日本人の両親のもとに生まれ、東京、ニューヨークと移動しながら制作を続ける大岩の作品には、一人の生活者としての視点と、どこか客観的な俯瞰の視点が共存しています。
自らの暮らす都市や社会、環境問題をテーマに、写真や印刷物、インターネット上のイメージを自在に組み合わせることで、現実と虚構、人工物と自然、光と影のあいだで揺らめく独特の世界観を生み出しているのです。
本展覧会では、近作を中心とした60点あまりの作品と、金沢21世紀美術館の27メートルの壁面に描かれるドローイングを通して、大岩のヴィジョンに迫ります。
また、ゲストアーティストとして作曲家のチャド・キャノンを招き、画家の作品からインスピレーションを得て生み出された壮大な交響曲と絵画の融合を試みます。大岩が世界を旅しながら絵画の中に追い求めてきた「光」は、今を生きることの複雑さの先にある希望を思い起こさせてくれるでしょう。
◆大岩オスカール
1965年ブラジル、サンパウロ生まれ。1989 年サンパウロ大学建築都市学部卒業。1991年、東京に活動の拠点を移す。1995年デルフィナ・スタジオ・トラストのアーティスト・イン・レジデンスにてロンドンに滞在。2001年アジアン・カルチュラル・カウンシルおよびジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップの助成を受け、2002年ニューヨークに拠点を移し、現在ニューヨーク在住。主な展覧会に、1991年「第21回サンパウロ国際ビエンナーレ」、1998年「エデンの園」( 上野の森美術館EXTRA)、2008 年「大岩オスカール 夢みる世界」(東京都現代美術館)、2011年「大岩オスカール」(ブラジル国立美術館)、2018年「終わりのむこうへ:廃墟の美術史」(渋谷区立松濤美術館)等がある。
会期 |
2019年4月27日(土)~2019年8月25日(日)
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会場 | 金沢21世紀美術館 Google Map |
展示室 | 金沢21世紀美術館 展示室7~12、14、ほか |
住所 | 石川県金沢市広坂1-2-1 |
時間 |
10:00~18:00
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休館日 |
月曜日 5月7日、7月16日 ※ただし4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開場 |
観覧料 | 本展観覧券 一般 1,200円(1,000円) 大学生 800円(600円) 小中高生 400円(300円) 65歳以上の方 1,000円 「粟津潔 デザインになにができるか」 展 との共通観覧券(5月18日~8月25日) 一般 2,000円(1,600円) 大学生 1,400円(1,100円) 小中高生 700円(600円) 65歳以上の方 1,600円
|
TEL | 076-220-2800 |
URL | https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1768 |
◆ 大岩オスカール トーク
金沢21世紀美術館での個展をめぐって
日時:4月18日(木) 19:00~20:30
会場:駐日ブラジル大使館 オーディトリアム
(〒107-8633 東京都港区北青山2丁目11-12)
要事前申込: cultural.toquio@itamaraty.gov.br
(駐日ブラジル大使館文化部)
参加費:無料
詳細はこちら
◆ 大岩オスカール アーティスト・トーク
日時:4月27日(土)
14:00~15:30(開場13:30)
ゲスト:都留ドゥヴォー恵美里
(日系ブラジル人芸術研究家)
17:00~19:00(開場16:30)
ゲスト:チャド・キャノン(作曲家)
会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール
事前申込:不要
定員:80名
参加費:無料
詳細はこちら
◆ 宮沢和史 ブラジル文化をめぐるトーク、
詩の朗読&弾き語りコンサート
日時:6月28日(金) 開演19:00(開場18:30)
会場:金沢21世紀美術館 シアター21
定員:160名
チケット料金:5,000円
※4月27日(土)販売開始
詳細はこちら
3.0
メインイメージの作品、そして「光をめざす旅」という言葉から、とても明るい作品をイメージする。でも、展覧会は、「光」にむけて闇の中を進むこともある、そして様々な主張や、時代のことなどが盛り込まれていた。
光に向けて、色はさまざま。強い色の数々も、その先の光に向かっているようです。
最大の作品となる壁画は、ここでしか見られないので、それもまた見所。
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