4.0
100年の歴史で培った技術と感性を惜しみなく注ぎ込んだ作品の数々。テーブルウェア好きにはたまりません!!
松濤さんは本当に小さいですが、とても素敵な美術館ですよ。行った事にない方は是非出かけてみて下さい。展示だけでなく建物も見てね。
今年は大倉陶園100周年。100年といえば、忘れもしません、2007年の夏、そごう美術館であった「オールドノリタケからディナーウェアまで-ノリタケデザイン100年の歴史」展が、ホント凄かったです。思い出し、今回も出かけてみました。
今回もまた、なかなか素敵な展覧会でした。「良きが上にも良きものを」の理念で、国産洋食器でも世界最高峰の品を作り続けた大倉陶園。食器を芸術の域にまで高め、依って戦時下にも製造し続けることが出来たとか。そごうの「オールドノリタケ」展の時の様な、海外向けの重厚でコテコテ感のある品は少なく、質と品の良さが伝わってきました。有名ホテルや皇室御用達の大倉の品々を、ため息交じりに単眼鏡も使いつつゆっくり鑑賞させて頂きました。
実は自分、一応テーブルウェア好きです。毎年東京ドームイベントにも出かけています。ノリタケさんが、厚木から名古屋に行ってしまったので、ドームではノリタケや大倉陶園さんのブースにも必ず行きます。今では漆器や和調の陶磁器の方が多い我が家でも、大倉陶園さんのテーブルウェア、一番お安いあたりの品を数点、30年来愛用しています。引っ越して以来少し使う機会が減っていました。またなるべく毎日使いたいと思いつつ帰り、早速紅茶を入れました。大倉の「白」を、我が家でも堪能しました。
こちらまだまだ会期はあります。是非出かけてみて下さい。おまけに、私は違いますが、松濤さんは渋谷区民の方なら金曜日が無料なんですよ。行かない手はありませんでしょ。