5.0
日本に有名画家の絵画がある奇跡
大原美術館は、岡山県倉敷市にある美術館である。倉敷の実業家・大原孫三郎(倉敷絹織(現在のクラレ)等の社長)が洋画家・児島虎次郎に託して収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術が主なコレクションである。西洋の名だたる芸術家の作品が日本にあることは奇跡である。特に注目したいのは、エル・グレコの「受胎告知」。その独特の筆跡の輝きを鑑賞者の目を引き付ける。
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岡山県倉敷市の大実業家であり、社会貢献や福祉の分野にも多大な足跡を残した大原孫三郎(1880-1943年)は、西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館を、1930年に倉敷に創設しました。
その優れたコレクションに世界が瞠目した、大原美術館の誕生です。開館の礎となったのは、同じく岡山県出身の画家である児島虎次郎(1881-1929年)が、孫三郎の支援と理解を得てヨーロッパで収集した美術品の数々でした。その後も大原美術館は、孫三郎の思想を引き継いでコレクションを拡充し、日本を代表する美術館として多くの美術愛好家の心を捉え続けてきました。
大原美術館のコレクションは、西洋近代美術のほかにも、日本近代洋画、民芸運動にかかわった作家たちの作品、エジプトやオリエント、東洋の古代美術、そして戦後美術から、いま第一線で活躍している現代美術家の作品まで、きわめて多岐にわたります。
本展覧会には、そのすべての部門から選ばれた逸品の数々が一堂に会します。そして、約1世紀にわたって時代とともに歩んできた大原美術館の活動を、珠玉の名品とともに紹介します。
会期 | 2016年1月20日(水)~2016年4月4日(月) |
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会場 |
国立新美術館
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展示室 | 国立新美術館 企画展示室1E |
住所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
火曜日 火曜日が祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌平日休館。ただし、例外的な開館日もあるのでご確認ください。設備維持管理、及び年末年始は休館となります。年末年始休館日の日程は国立新美術館ホームページをご確認ください。 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大学生 1,200円(1,000円) 高校生 800円(600円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://hajimari2016.jp/ |
5.0
大原美術館は、岡山県倉敷市にある美術館である。倉敷の実業家・大原孫三郎(倉敷絹織(現在のクラレ)等の社長)が洋画家・児島虎次郎に託して収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術が主なコレクションである。西洋の名だたる芸術家の作品が日本にあることは奇跡である。特に注目したいのは、エル・グレコの「受胎告知」。その独特の筆跡の輝きを鑑賞者の目を引き付ける。
4.0
今回まず興味を持ったのが、エル・グレコの〈受胎告知〉です。
エル・グレコ独特の色使い、縦長というか面長の人物像、衝撃的な場面の描写など
とても存在感のある絵でした! 今回、この絵を観られただけでも貴重だったと思います。
その他、ゴーギャンの〈かぐわしき大地〉は、とてもたくましさと生命力を感じました。
日本画では、児島虎次郎の〈和服を着たベルギーの少女〉が印象的でした。少女のかわいらしさを引き立てるようなタッチと色使い。虎次郎は、エミール・クラウスの弟子で色々と影響をうけていたのですね! エミール・クラウスは好きな画家のひとりなのですが新しい発見でした。
今回の美術展は、西洋絵画に日本画、中国朝鮮の器、エジプトの像などとても幅広く、まさに「美の饗宴」という感じでした。
4.0
以前テレビの美術番組で紹介されたのを見て、一度は実際に訪れてみたいと思っていた美術館の作品たちを東京で観られて幸せでした。
エル・グレコ「受胎告知」、ゴーギャン「かぐわしき大地」のほか、ドガ、モネ、マティス、キリコ、セガンティーニ、シャバンヌ、アマン・ジャン、児島虎次郎、佐伯祐三などなど一度は見たいと思っていた作品たちを実際に見ることができて、感動です♪
4.0
西洋画は、著名な画家の作品がならんでいて、美術の教科書を見ているようでした。
やはりエル・グレコの「受胎告知」は、必見です。日本の作家では、棟方志功の版画は、見応えがあり、おすすめです。現代美術は作品数が多かったのですが、好みが分かれるところかと思いました。
3.0
migotaearimasita!!
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エル・グレコ 《受胎告知》 1590年頃 - 1603年 / 109.1 × 80.2 cm / 油彩・カンヴァス
カミーユ・ピサロ 《りんご採り》 1886年 / 125.8 × 127.4 cm / 油彩・カンヴァス
ジョヴァンニ・セガンティーニ 《アルプスの真昼》 1892年 / 86.0 × 80.0 cm / 油彩・カンヴァス
ポール・ゴーギャン 《かぐわしき大地》 1892年 / 91.3 × 72.1 cm / 油彩・カンヴァス
クロード・モネ 《睡蓮》 1906年頃 / 73.0 × 92.5 cm / 油彩・カンヴァス
アメデオ・モディリアーニ 《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》 1919年 / 92.3 × 54.5 cm / 油彩・カンヴァス
《女神イシスまたはネフティス像》 エジプト・プトレマイオス朝(紀元前305 / 04 - 紀元前30年頃) / h.34.5cm, 8.5 × 22.0 cm / 木製彩色
児島虎次郎 《和服を着たベルギーの少女》 1911年 / 116.0 × 89.0 cm / 油彩・カンヴァス
関根正二 《信仰の悲しみ》 1918年 / 73.0 × 100.0 cm / 油彩・カンヴァス / 重要文化財