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静かにむきあえる
目黒区美術館コレクションへ
静かにゆっくりとみることができた。
鉛筆がも素晴らしく、間近で繊細なタッチを見ることができ大満足でした。
今回の展示でとくに好きだったのは特集展示の鈴木省三の絵画でした。
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企画展の開催や作品展示をきっかけに目黒区美術館がコレクションに加えてきた作品の中から、1980年代以降の現代美術を取り上げます。
また、「色」をテーマにしたシリーズ展覧会『色の博物誌』の「緑―豊潤な影」(2001年)、「黄―地の力&空(くう)の光」(2004年)の出品作家・鈴木省三の絵画を特集展示します。
◆ コレクションの<現在(いま)> ― 絵画・彫刻・版画
目黒区美術館は、近現代美術の流れとその特徴を理解するための体系的なコレクションを形成していくという基本方針のもと、特に日本人画家と欧米との関わりに焦点をあてた作品収集を、まだ美術館が開設準備室だった1981年から始めました。
そして1987年の開館以来、さまざまな視点で近現代美術を切り取り、展覧会としてまとめると同時に、毎年「所蔵作品展」という形でコレクションを紹介しています。目黒区美術館のコレクションは、基本方針に沿って購入した作品だけでなく、作家自身や遺族、所蔵家の方々からの寄贈等により充実したものへと成長してきました。
本展は、企画展の開催や作品展示をきっかけに目黒区美術館がコレクションに加えてきた作品の中から、主に1980年代以降の現代美術を取り上げます。
現代彫刻の青木野枝・多和圭三。鉛筆による細密絵画の篠田教夫・寺崎百合子。版画の井田照一。写真の山中信夫の作品ほかを紹介します。
◆ 特集展示 鈴木省三の絵画
鈴木省三は、1979年の初個展以来、一貫して、絵画とは何か、を常に考え新しい挑戦を試みつづけている画家です。
目黒区美術館では、「色」をテーマにした展覧会『色の博物誌』シリーズの中で、2001年開催の「緑―豊潤な影」展と2004年の「黄―地の力&空 (くう) の光」展で鈴木省三の絵画を取り上げました。
この作品展示をきっかけに、2018年度に「黄」展出展の ≪地面からの空― IV≫のほか、両展に出展された作品シリーズの中から ≪静かな呼吸― I≫(1994-95年)、≪森― II≫(1983年)が新たに目黒区美術館のコレクションに加わることとなりました。
本展では、この大型作品3点を中心に、油彩、水彩など、合わせて約20点を特集展示します。
会期 |
2019年2月16日(土)〜2019年3月24日(日)
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会場 |
目黒区美術館
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住所 | 東京都目黒区目黒2-4-36 |
時間 | 10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 600円(450円) 大高生・65歳以上 450円(350円) 小中生 無料
|
TEL | 03-3714-1201 |
URL | https://mmat.jp/ |
◆ 大人のための美術カフェ
<特別編>美術トーク
鈴木省三の絵画の愉(たの)しみかた
「大人のための美術カフェ」は、展覧会担当学芸員が展覧会や所蔵作品について気軽におしゃべりする場として、数年前から継続的に開催している催しです。毎回、レクチャーやギャラリーツアー、関連資料などを一緒にじっくり見ながら等、その形式は担当者により様々な方法で行っています。
今回のコレクション展では、特集展示する画家・鈴木省三さんの作品の屈指のコレクターであり、本展にも貴重な作品群をご出展いただいた小島靜二さんをお招きし、鈴木省三さんの絵画について、作家とのエピソードなども交えてお話しいただきます。
ゲストスピーカー:小島靜二氏
(小島びじゅつ室主宰)
日時:2019年3月9日(土)15:00~16:30
場所:目黒区美術館 展示室(特集展示室内予定)
定員:50名(予定)※事前申込不要
聴講料:無料
(ただし当日有効の展覧会観覧券が必要)
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目黒区美術館コレクションへ
静かにゆっくりとみることができた。
鉛筆がも素晴らしく、間近で繊細なタッチを見ることができ大満足でした。
今回の展示でとくに好きだったのは特集展示の鈴木省三の絵画でした。
3.0
表紙の絵は、鉛筆で描かれたものなんですね。ミクロの世界とマクロの世界が融合した感じと、鳥居がマッチ。
鉄の造形も興味を引きます。
5.0
目黒区美術館のコレクションから、1980年代以降の現代美術の展示。
鉛筆による細密絵画、色をテーマにした絵画、現代彫刻、版画、写真といった、多彩な展示で、とても興味深く色々と楽しむことができました。
難解と言われる現代美術を、コレクションを通して、今後も注目して鑑賞したくなる内容でした。
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篠田教夫 ≪海辺の断崖Ⅱ≫2003-07 年鉛筆、消しゴム、水彩・ケント紙/65.0×48.0cm /目黒区美術館蔵
青木野枝 ≪Untitled≫1994 年/鉄/ 7 点組 各径 121.0× 高 300.0cm /目黒区美術館蔵/ photo: 山本糾
多和圭三 ≪景色 ―境界―≫2008 年/鉄/2 点組 10.1×291.5×298.5cm、12.5×291.5×298.5cm /目黒区美術館蔵/ photo: 山本糾
山中信夫 ≪マンハッタンの太陽 19≫1980 年/ピンホール写真/20.4×25.4cm /目黒区美術館蔵
鈴木省三≪地面からの空―Ⅳ≫1997年/油彩、オイルスティック、リキッド・ゴム・キャンバス/180.0×130.0cm/個人蔵