4.0
途中
自分の様に版画のことがよくわからない人が村上さんの作品を予備知識なしで観るときに、おそらくその表現の曖昧さに戸惑うと思う。
その感覚を不快なモノにしないよう、彼女は丁寧にステイトメントを書かれ、展示初めにそれを読むことによって、彼女の作る世界を理解しやすくなった。
大きめの作品が続き、最後に小さめの作品が一挙に展示してあり、回顧展の様に見受けられる。
個人的には大きめの作品が印象的で、小さめの方は展示の仕方を含め、勿体ないかなと感じた。
この個展の図録が2000円で販売されていて、裁断のなされ方がアジを出していました。
心の傷を出し切った後どの様な表現をされていくのが、今後の彼女の活動に興味を持ち続けられそうです。
追記
上田には美味しい蕎麦があります。