阿部展也 ―あくなき越境者

埼玉県立近代美術館

  • 開催期間:2018年9月15日(土)~2018年11月4日(日)
  • クリップ数:4 件
  • 感想・評価:2 件
阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-1
阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-2
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阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-7
『妖精の距離』より《風の受胎》1937年 新潟市美術館蔵
《雑誌『みちしるべ』表紙原画》1943年 愛知県美術館蔵
《Night》1947年 新潟市美術館蔵
《飢え》1949年 神奈川県立近代美術館蔵
《花子》1949年 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵
《R-12》1966年 千葉市美術館蔵
《作品》1968年 浜松市美術館蔵
阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-1
阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-1
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阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-1
阿部展也  ―あくなき越境者 埼玉県立近代美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

新潟県に生まれ、独学で画家を志した阿部展也(あべのぶや 1913-1971)は、瀧口修造との共作による詩画集『妖精の距離』(1937年)で、若くして注目を集めました。

また、雑誌『フォトタイムス』に実験的な写真を発表するなど、戦前の前衛写真の運動にも重要な足跡を残します。

1941年からは陸軍の報道部写真班に所属し、出征先のフィリピンで雑誌の表紙や挿画、写真を手がけ、戦後に帰国すると、キュビスムやシュルレアリスムに影響を受けた人間像を多く描きました。

1950 年代末以降は、具象的なモチーフを離れて、アンフォルメルから幾何学的抽象へと作風を目まぐるしく変化させていきます。

また、インドや東欧、アメリカに渡って、持ち前の英語力で各国の美術家と親交を結び、1962年から没するまではローマで過ごしました。その間に海外の最新の美術動向を、文章や展覧会を通じて精力的に日本に紹介しています。

こうして阿部展也の生涯を辿ると、その活動の多様さに驚かされます。並外れたバイタリティでジャンルや文化を越境し、自ら変貌し続けるとともに、広い視野に立った創作と言論によって、日本の美術界にも大きな影響を与えた阿部展也。

この展覧会では、初期から晩年にいたるまでの主要作品に加えて、雑誌や写真、下絵といった資料や、交流のあった国内外の美術家の作品を含む約230点によって、その全貌に迫ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年9月15日(土)~2018年11月4日(日)
会場 埼玉県立近代美術館 Google Map
住所 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
時間 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
  • ※資料閲覧室(3階)は、13:00~17:30
休館日 月曜日 
※ただし9月17日、9月24日、10月8日は開館
観覧料 一般 1,000円(800円)
大高生 800円(640円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※中学生以下と障害者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)は無料
    ※併せてMOMASコレクション(1F展示室)も観覧できます
TEL048-824-0111
URLhttps://pref.spec.ed.jp/momas/

埼玉県立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

学芸員さんのお話も、興味深かったです。

鑑賞前に、ちょうど愛知県美術館の学芸員さんの講演会を、1時間半聴くことができました。
愛知県美術館の近所のギャラリーで1枚の絵を見つけ、それを調査していくと、フィリピン時代の阿部展也に行きつき、その原画が表紙の雑誌を探したら、オーストラリアの図書館で見つかり、その後、上智大学中央図書館にもあったという、殆ど知られていないフィリピン時代の阿部展也のお話と共に、貴重な講演でした。
日本のシュールレアリスムは、ダリが紹介された後に、日本の画家たちがとても影響を受けているのも、知ることができました。
シュールレアリスムから最後は抽象画に変貌するという、全貌を鑑賞でき、色々な画風の作品を楽しめました。

4.0

ワクワクする展覧会です

初期はいわゆる「シュルレアリスムとキュビスム」なので、不思議な形や色のくみあわせがとても斬新で面白かったです。後半に行くにつれてだんだんと注初夏して、図形だけで描かれた作品が多くなるのですが、これも面白く見てきました。

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出展作品・関連画像IMAGES

『妖精の距離』より《風の受胎》1937年 新潟市美術館蔵

《雑誌『みちしるべ』表紙原画》1943年 愛知県美術館蔵

《Night》1947年 新潟市美術館蔵

《飢え》1949年 神奈川県立近代美術館蔵

《花子》1949年 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵

《R-12》1966年 千葉市美術館蔵

《作品》1968年 浜松市美術館蔵

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