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知らない世界に思いを馳せて…
七宝の富嶽図をはじめ工芸品の数々はどれも見惚れるばかりの美しさです。その中にあって皇女和宮さんの紙製の玩具は異質の存在で保存状態も極めて良く個人蔵なのに驚かされます。明治期の西洋文化への傾向の象徴と言える「鹿鳴館」の模型を見て、三島由紀夫の戯曲鹿鳴館の舞踏会一場面を、銀のボンボニエールでは緑寿庵清水の金平糖が頭の中に浮び、華やかなドレスやワイングラス、正餐用の食器を見ては晩餐会で食事をする自分を妄想し楽しいひと時を過ごしました。
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2018年は、明治改元から150年にあたり、これを記念して明治期の華やかな皇室文化をテーマに特別展を開催します。
本展は、明治宮廷前史として幕末から政治の舞台となった京都における天皇と皇室の波乱に満ちた時代から始まります。
1869(明治2)年、明治天皇が東京へ移居し、天皇を中心とした近代国家の建設が進められますが、欧米と並ぶ文明国家をめざす明治政府は、欧米諸国との融和を図るため鹿鳴館や明治宮殿で外国使臣をもてなすなど欧化政策をとります。
一方で江戸時代から続く日本独自の優れた美術・工芸を世界に発信するため、帝室技芸員制度を作り、その保護・育成にも努めました。
京都から多くを輩出した帝室技芸員の貴重な作品からも明治宮廷文化の美と技をご覧いただけます。
会期 |
2018年10月2日(火)~2018年11月25日(日)
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会場 | 京都文化博物館 Google Map |
住所 | 京都府京都市中京区三条高倉 |
時間 |
10:00~18:00
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休館日 |
月曜日 ※ただし、10月22日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 大高生1,000円(800円) 中小生 500円(300円)
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TEL | 075-222-0888(代表) |
URL | https://www.bunpaku.or.jp/ |
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七宝の富嶽図をはじめ工芸品の数々はどれも見惚れるばかりの美しさです。その中にあって皇女和宮さんの紙製の玩具は異質の存在で保存状態も極めて良く個人蔵なのに驚かされます。明治期の西洋文化への傾向の象徴と言える「鹿鳴館」の模型を見て、三島由紀夫の戯曲鹿鳴館の舞踏会一場面を、銀のボンボニエールでは緑寿庵清水の金平糖が頭の中に浮び、華やかなドレスやワイングラス、正餐用の食器を見ては晩餐会で食事をする自分を妄想し楽しいひと時を過ごしました。
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