4.0
タイトル通り、ことばのアート
一度行ってみたかった、太田市美術館・図書館。
今回の最果タヒさんの詩をグラフィックにしたものや、佐々木愛さんの詩のための絵画などを楽しみに訪ねました。
結果、第1部も第2部も第3部もとても良かった。
小さな展示室だけど、順にながめ歩いていくと、いつのまにか時間が過ぎて、そして展示室が変わることで、観る側も気持ちを切り替えながら観れて、気持ちの良い一時が過ごせました。思わずカタログ購入。
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「本」と「美術」の架橋を目指して実施する〈本と美術の展覧会〉第2弾である今回のテーマは、詩と歌(短歌)。
画家が絵具を素材とするように、言葉を用いて表現・思考の新たな地平を切り開く詩人・歌人たちの作品が、グラフィックデザイナー・画家・イラストレーターたちとの共同によって、太田市美術館・図書館の展示空間に展開されます。
『死んでしまう系のぼくらに』をはじめとする詩集や小説、エッセイのほか、ウェブでのアニメやゲーム、アプリなど、その繊細かつ鮮烈な言葉を本だけにかぎらず多面的に展開する気鋭の詩人・最果タヒ。
その詩を、これまで、最果の著書の装丁を手がけた佐々木俊、祖父江慎、そして雑誌『真夜中』誌面でアートディレクションを担った服部一成という三人のグラフィックデザイナーが、それぞれ異なる解釈とアプローチによってグラフィックで表現します[1.詩×グラフィック]。
地形・気象・旅による意識の変容を主題として、現代文学・思想・芸術と領域横断的な仕事を一貫して続けてきた詩人・管啓次郎とタッグを組むのは、神話や物語も含めた人々の記憶や風景を手がかりに絵画やインスタレーションを制作している美術作家・佐々木愛。
2009年以来、管と佐々木が行なっている「WALKING」と題したプロジェクトは、その名の通り二人が各地を歩くことによって生まれた詩と絵画の合作であり、本展ではこれまでの成果を、太田の散策も経て制作された新作とともに展示します[2.詩×絵画]。
こうした太田市美術館・図書館での言葉の表現への注目は、当地で詩や短歌などの表現者が戦前から戦後にかけて生まれていることによります。ともに歌人であり、のちに生涯の伴侶となった大槻三好・松枝夫妻の仕事を、シンプルな線描と色彩で印象的な少女や風景を描き出すイラストレーター・惣田紗希の、太田の風景をモチーフにした描き下ろしの壁画とともにご紹介します[3.短歌×イラストレーション]。
本とは別の居場所を得た詩や歌は、はたしてどのような姿でわたしたちの目の前にあらわれるでしょうか。そしてそれは詩や歌を「読む」という行為に、どのような変化をもたらすでしょうか。
本展では、鑑賞者が美術館という空間のなかにおける言葉を眺め、それらの言葉とともに歩き、さまざまな視覚表現とともに鑑賞することで、詩と歌の新たな鑑賞体験の獲得を目指します。
会期 |
2018年8月7日(火)~2018年10月21日(日)
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会場 | 太田市美術館・図書館 Google Map |
住所 | 群馬県太田市東本町16番地30 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※ただし9月17日、24日、10月8日は、祝休日のため開館、翌日火曜日休館 |
観覧料 | 一般 500円(400円)
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TEL | 0276-55-3036 |
URL | http://www.artmuseumlibraryota.jp/post_artmuseum/2288.html |
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一度行ってみたかった、太田市美術館・図書館。
今回の最果タヒさんの詩をグラフィックにしたものや、佐々木愛さんの詩のための絵画などを楽しみに訪ねました。
結果、第1部も第2部も第3部もとても良かった。
小さな展示室だけど、順にながめ歩いていくと、いつのまにか時間が過ぎて、そして展示室が変わることで、観る側も気持ちを切り替えながら観れて、気持ちの良い一時が過ごせました。思わずカタログ購入。
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最果タヒが最近気になっていたところ、わが地元でのすてきな出逢い。
コンパクトなスペースに圧倒的なことばやことば。
平田晃久氏の素晴らしい設計による美術館・図書館が生きて生かされる展覧会。
最後にカフェで美味しいコーヒーとかわいいソフトクリームをいただきました。
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