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ふすま絵だけでなく、初期作から近作まで楽しめる
襖絵展は、内容がそれだけになることが多いが、この展覧会では、初期作から、さまざまな作品が出展されていて、千住博という作家を全体像としてみることができた。また、滝のシリーズでは、襖絵とそれまでの作品では、一見おなじようにみえて、全く違う感じが伝わってきて、興味深かった。
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千住博(1958年 東京生まれ)は、岩絵の具という素材や、自然と密接に関わっている日本画の理念を踏襲しながら、世界的視野にたち、今日にあるべき「美」を追求している画家です。
千住は、2015年の高野山金剛峯寺開創1200年を記念して、大主殿の「茶の間」と「囲炉裏の間」に新作の襖絵を奉納します。
本展では、千住博が画業40余年の集大成と位置付け、世界遺産・高野山金剛峯寺に奉納する渾身の襖絵44面を国内外で初公開します。併せて、2018年に還暦を迎えた千住博のこれまでの主要作品も展観し、常に世界を見据え、日本画の新しい可能性を模索してきた、〈千住博作品の世界観〉を紹介します。
◆千住 博(せんじゅ ひろし)(日本画家)
1958年東京生まれ。1982年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業、同大学院修士課程修了、同大学院後期博士課程単位取得満期退学。1995年第46回ヴェネツィア・ビエンナーレにて東洋人として初の名誉賞受賞。2007年フィラデルフィア「松風荘」の襖絵を制作。2011年「軽井沢千住博美術館」開館。2007-2013年京都造形芸術大学学長、現在同大学教授。2013年大徳寺聚光院襖絵奉納。2017年第4回イサム・ノグチ賞受賞。絵画のみならず、羽田空港やJR博多駅等のアートディレクション、数々の舞台美術も手掛ける。現在、ニューヨーク在住。
会期 |
2018年6月9日(土)~2018年7月29日(日)
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会場 | 富山県美術館 Google Map |
住所 | 富山県富山市木場町3-20 |
時間 |
9:30~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
水曜日 7月17日(火) |
観覧料 | 一般 1,300円(1,000円) 大学生 950円(750円) 一般前売り 1,000円
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TEL | 076-431-2711 |
URL | http://tad-toyama.jp/exhibition-event/4348 |
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襖絵展は、内容がそれだけになることが多いが、この展覧会では、初期作から、さまざまな作品が出展されていて、千住博という作家を全体像としてみることができた。また、滝のシリーズでは、襖絵とそれまでの作品では、一見おなじようにみえて、全く違う感じが伝わってきて、興味深かった。
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