5.0
エネルギーある異界を撮す
初めは、理工的な写真を撮っていたが、即身仏との出会いで、死者に見つめられている。ように感じ、民俗学的な視点に。
恐山のイタコ、夜の盛り場の東京、遠野物語の世界、出羽三山などと、撮影対象を広げていくが、凄まじいエネルギーを感じる写真展。
特に、イタコと、東京シリーズは、展示写真量が多く、一つ一つ観ていくと疲れる。
東京シリーズは、浮浪者、見世物芸人、オカマとか、大都会の中で懸命に生きる力も感じる。
疲れると、後半が、駆け足になってしまうのが、玉にきず。