SPARK-あの時君は若かった

ホキ美術館

  • 開催期間:2018年5月24日(木)~2018年11月18日(日)
  • クリップ数:9 件
  • 感想・評価:4 件
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五味文彦《隣人の囁き》1991年 作家蔵
五味文彦《YOUKOⅣ》2016年 ホキ美術館
青木敏郎《模写 フェルメール「デルフトの眺望」》1978年 作家蔵
青木敏郎《白デルフトと染付の焼き物の静物》2012年 ホキ美術館
小尾修《摸写 レンブラント「自画像」》2011年 作家蔵
小尾修《Sveva》 2012年 ホキ美術館
塩谷亮《模写 ヴェロッキオ工房「キリストの洗礼」(部分)》2009年 作家蔵
塩谷亮《17歳のシモーネ》2014年 ホキ美術館
野田弘志 《アナスタシア》2008年 ホキ美術館
石黒賢一郎 《VISTA DE NAJERA》2005年 ホキ美術館
石黒賢一郎《INJECTION DEVICE (3rd Lot)》2017年 ホキ美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

現在活躍している写実画家が若かった頃、どのような作品にインスピレーションを受けたのか、写実絵画へ進むきっかけとなった作品や、技術面、精神面で深めることができたなど、そのエポックメーキングな作品と現在の作品を展示します。

また、作家毎にプロフィールを紹介し、作風の進化、深化をたどっていきます。

たとえば、青木敏郎(1949年生まれ)は、京都に生まれ、東京造形大学在学中にヨーロッパ留学のきっかけを掴み、フェルメールの「デルフトの眺望」に出会い、その後の指針としました。

野田弘志(1936年生まれ)は東京藝大卒業後、広告代理店でイラストレーターとしてスタートし、広告関連の仕事に没頭した時期がありましたが、その後大病をきっかけに画家としての一歩を踏み出します。

作家のなかには、若い時代に文化庁の新進芸術家海外研修制度によりヨーロッパで学んだ人もいます。小尾修(1965年生まれ)は40代でパリへ留学し、レンブラントの自画像を模写したことにより、その後、作品の方向性や描き方に変化が表れたといいます。石黒賢一郎(1967年生まれ)はマドリードに留学し汚して消す「マンチャ」というデッサンの技法を習得、その後もスペインを軸に活動を続けています。塩谷亮(1975年生まれ)はフィレンツェに留学し、ルネサンス期のテンペラと油絵を研究しました。

これからますます活躍する作家たちではありますが、それぞれの歩いてきた道を振り返り、若き頃と現在の作品を紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年5月24日(木)~2018年11月18日(日)
会場 ホキ美術館 Google Map
住所 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
時間 10:00~17:30 (最終入場時間 17:00)
  • ※7月15日、8月11日はナイトミュージアムのため19:30閉館
休館日 火曜日 
※祝日の場合開館、翌日休館
但し8月14日(火)は開館、22日(水)休館
観覧料 一般 1800円
高校生・大学生・65歳以上 1300円
中学生 900円
小学生以下 無料(大人1人につき小学生2人まで)
  • ※団体10名以上 1600円/1人
    ※65歳以上 1300円/1人
    ※小学生団体 750円/1人(小学生10人に対して保護者の方が1人つく場合)
    ※「敬老の日」は65歳以上の方の入館料が半額になります。ご利用の際は年齢を確認できる身分証などを要提示
TEL043-205-1500
URLhttps://www.hoki-museum.jp/

ホキ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

ホキ美術館 ホキ美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

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「SPARK-あの時君は若かった」展を見て

いよいよ終期が迫ってきた11月16日(金)に本展を見た。実は、展観後、すぐに感想文を書き上げたのだが、いざ、投稿サイトに貼り付けようと、他の投稿を見た途端、自分の書いたものが場違いであることに初めて気づいた。私は、ある時期、然る美術サイトの無給展覧会レポーターを務め、自分の希望した招待券の送られてきた展覧会のレポートを書いていたことがあり、そこでは5000字に及ぶ投稿も決して珍しくなかったので、今回もその調子で書いてしまい、大幅に短縮しようとしているうちに、徒に日を過ごし、気がつけば、1か月も経ってしまった次第。大幅短縮したつもりだが、このたびは、これでご容赦いただいたい。
ホキ美術館の立地や建物形態・展示室等に施された数々の工夫については、特筆すべきことも多々あるが、本館のホームページおよび館作成のリーフレットに詳述されているので、省略、ただ、創設者、保木氏のこだわりとこれに見事に応えた日建設計山梨氏に惜しみない称賛を送るのみ。
企画展「SPARK あの時君は若かった」は、当館のギャラリー1から9のうち、1のみで開催、他は常設展だった。
本展は、森本草介、野田弘志ほか計15名の画家の作品で構成されており、展覧会名どおり画家の若い頃からその語の画風の進化・変遷が分かる展示になっていた。
実は、私は、平成14年初、阪急うめだギャラリーで当館所蔵の森本草介作品展が開催された際、偶々来場中の森本氏にお目にかかり、親しく言葉を交わす機会を得たが、その節、意欲的に語っておられた氏が1年9か月後に亡くなられていたことを本展で初めて知った。
そんな訳で、私の本展の展観は、まず少なからぬショックと動揺とともに始まったといえる。展示作品については、どの画家も事前の予想どおり単に「写実」という言葉では片づけられないほど、それこそ実物以上に独自の雰囲気を備えた作品が多かった。
森本氏と話したからという訳では、決してないが、氏のスフマート技法を効かせたやわらかな2作品には、改めて少なからぬ感動を覚えた。大矢英雄の2作品は、いずれも綿布白亜地に描いたもので、テンペラによる背景のマットさが特に印象的だった。大畑稔浩作品は、絵具に植物や土を混ぜるなど苦心の跡がマチエールに表われていた。他の作品については、省略する。また常設ギャラリー2から9までの展示室のうち、展示室内全体を… Read More

5.0

若かりし頃と現在

写実画家の若かりし頃の作品と現在の作品を、じっくり比較しながら鑑賞でき、とても興味深かったです。
画家がその後の指針とした、フェルメールの「デルフトの眺望」の模写作品の展示もあり、解説にあった通り、当時のマウリッツハイス美術館の館長が、購入を申し出たほどの見事な作品でした。

4.0

無題

制作者ひとりひとりが、どんな時代を経て、どんな「現実」を象ってきたのかを辿りながら、みていくことができました。
絵画と現実の境界があやふやになるような、また、現実以上のものが絵の中から溢れて出てくるような、不思議な感覚を味わうことができます。
個人にとっての現実は他者にとっての現実であり得るのか、考えさせられる時間でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Audreyさん

4.0

若き頃の思い出

写実画家の若き時代の記念碑的な作品と現在の作品が展示され、比較して観ることが出来ました。作品制作の素となる、また、若き頃に感銘を受けたものが何であり、作品を作り続けるうちに、どのように変わっていったのか、がわかり、とても考えさせられました。

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出展作品・関連画像IMAGES

五味文彦《隣人の囁き》1991年 作家蔵

五味文彦《YOUKOⅣ》2016年 ホキ美術館

青木敏郎《模写 フェルメール「デルフトの眺望」》1978年 作家蔵

青木敏郎《白デルフトと染付の焼き物の静物》2012年 ホキ美術館

小尾修《摸写 レンブラント「自画像」》2011年 作家蔵

小尾修《Sveva》 2012年 ホキ美術館

塩谷亮《模写 ヴェロッキオ工房「キリストの洗礼」(部分)》2009年 作家蔵

塩谷亮《17歳のシモーネ》2014年 ホキ美術館

野田弘志 《アナスタシア》2008年 ホキ美術館

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