岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く-

相国寺承天閣美術館

  • 開催期間:2015年12月12日(土)~2016年3月21日(月・振)
  • クリップ数:1 件
  • 感想・評価:1 件
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-1
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-2
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-3
鹿苑寺(金閣寺)脚殿北の間南面襖絵 紅白梅の図
客殿・北の間東緜襖絵と中間仕切り 枝垂れ梅の図
天水悠々
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-1
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-1
岩澤重夫展 -日本の心を風景に描く- 相国寺承天閣美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

このたび鹿苑寺(金閣寺)客殿に障壁画を奉納した岩澤重夫(1927-2009)画伯の作品を展覧する「岩澤重夫展」を開催いたします。

岩澤重夫画伯は雄大な風景画や細密な花などを描いて独自な画風を確立し、日本美術界の発展に大きく寄与しました。日展に数多くの作品を出品し文部大臣賞や日本芸術院賞を受賞し、平成21年には文化功労者に選出されましたが、同年11月に鹿苑寺(金閣寺)客殿の障壁画63面を完成させ82歳の生涯を閉じられました。

完成を記念して平成22年より京都・大分・東京で開催された「鹿苑寺(金閣寺)客殿障壁画完成記念岩澤重夫展」では多くの方々に来場いただき好評を得ました。その開催より5年の歳月が流れました今、画伯ゆかりの相国寺承天閣美術館で本展を開催します。

代表作40点余と素描を展示し、またアトリエを再現して改めて画伯の足跡を振り返ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2015年12月12日(土)~2016年3月21日(月・振)
会場 相国寺承天閣美術館 Google Map
住所 京都府京都市上京区今出川通烏丸東入
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 年中無休 
会期中無休
観覧料 一般 800円
65歳以上・大学生 600円
中高生 300円
小学生 200円
  • ※一般の方に限り、20名様以上は100円団体割引させていただきます。
TEL075-241-0423
URLhttps://www.shokoku-ji.jp/museum/

相国寺承天閣美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

相国寺承天閣美術館 相国寺承天閣美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

最晩年に取り組まれた金閣寺の障壁画がとても素晴らしかった

「滝」の連作では、四季の移ろいと共に様々に変化する光と色彩が描き留められていて、滝の水が一筋に流れ落ちる様は人生そのものを感じさせ心に残った。
画業の集大成として最晩年に取り組んだ金閣寺の障壁画は、悠久の時や生命の輝きにあふれ、温かい春の日差しや春風が吹いているように感じられ、目に見えないものも表現されていて、具象と抽象の両方で描かれた障壁画を目の前にして、あまりの素晴らしさに圧倒され熱い思いがこみ上げた。自然と共存する日本人の心や精神が感じられ、後世に伝えたい思いや願いをも内包し魂のこもった障壁画にとても感動した。

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鹿苑寺(金閣寺)脚殿北の間南面襖絵 紅白梅の図

客殿・北の間東緜襖絵と中間仕切り 枝垂れ梅の図

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