4.0
全部出し
山種美術館さんの大観コレクションがすべて観られます。
今年は近代美術館でも大回顧展があるので、その前にぜひ足を運んでみましょう。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 852 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
近代日本画の第一人者、横山大観(よこやまたいかん)(1868-1958)。生誕150年と没後60年にあたる2018年、山種美術館所蔵の大観作品全点を一挙公開するとともに、東京画壇で活躍した画家たちの作品を紹介する展覧会を開催します。
常陸国(ひたちのくに)(茨城)水戸藩士の家に生まれた大観は、1889年、東京美術学校に第1期生として入学し、下村観山(しもむらかんざん)、西郷孤月(さいごうこげつ)、菱田春草(ひしだしゅんそう)とともに、岡倉天心(おかくらてんしん)の薫陶のもと、橋本雅邦(はしもとがほう)らの指導を受けました。
1898年には、校長を辞した天心に従って東京美術学校を離れ、日本美術院の創設に参加します。1906年、茨城県五浦(いづら)に移住し、観山、春草、木村武山(きむらぶざん)と同地で研鑽をつみ、天心没後の1914年には日本美術院を再興しました。
天心の遺志をついで、生涯にわたり新たな日本画の創造につとめ、国民的画家としての評価を確立した大観。その画業の足跡は、日本・東洋と西洋の文化がせめぎあうなかで、明治以降の日本画が発展していく過程と重なるものであり、大観その人が近代日本画を象徴する存在であるといっても過言ではありません。
大観は山種美術館の創立者・山﨑種二(やまざきたねじ)が最も親しく交流した日本画家のひとりでもありました。本展では、初めて挑んだ水墨画巻《楚水の巻》と《燕山の巻》、《作右衛門の家》をはじめとする代表作や、種二との親交を通じて蒐集された作品などを含む、山種美術館所蔵の大観作品全40点を紹介します。山種美術館の大観コレクションが一堂に展示されるのは、開館以来初の機会となります。
さらに、再興院展で活躍した小林古径(こばやしこけい)、安田靫彦(やすだゆきひこ)、前田青邨(まえだせいそん)や、東京美術学校で学び日展で活躍した山口蓬春(やまぐちほうしゅん)、東山魁夷(ひがしやまかいい)など、大観と同様に種二と交流をもった、山種美術館ゆかりの画家たちの作品もあわせて紹介します。
会期 |
2018年1月3日(水)~2018年2月25日(日)
|
---|---|
会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
|
休館日 |
月曜日 但し、1月8日(月)、2月12日(月)は開館、 1月9日(火)、2月13日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大高生 800円(700円) 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
4.0
山種美術館さんの大観コレクションがすべて観られます。
今年は近代美術館でも大回顧展があるので、その前にぜひ足を運んでみましょう。
3.0
山下裕二先生の講演会と併せて横山大観展を見に行ってきました。
館所蔵の大観全作品を展示ということで正直に言うと玉石混交といった感じです。
技術的には同じ朦朧体の菱田春草、下村観山、木村武山のほうが上かなと思うくらいです。
大観作品には日本画の地位を向上させたり、見る人を驚かせようとする強い気概を感じます。
私自身は富士山に代表されるTHE横山大観といった大振りな作品より木菟、蛙といった小品に惹かれますね。
生々流転の習作とも思われる水墨2巻も鑑賞出来ます。
今回も人気作品投票がありまして、最も感激した東山魁夷「年暮る」に投票。
さてきちんと大観作品が上位に挙がってくるのか楽しみです。
春に開催される近代美術館の大観展の前哨戦といった印象の展覧会でした。
4.0
新年ふさわしい、富士山がたくさん。富士と日の出、桜と日の出、など、おめでたい作品がこれでもかというくらい一堂に会しています。
他にも玉堂、魁夷、龍子などなど、たくさんです。どれもこれも静かでさわやかな作品ばかりで新年にふさわしいです。
併設カフェのお菓子も美しく、相変わらずの楽しみの一つになっています。
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都渋谷区で開催中の展覧会