クインテットⅣ -五つ星の作家たち

SOMPO美術館

  • 開催期間:2018年1月13日(土)~2018年2月18日(日)
  • クリップ数:6 件
  • 感想・評価:2 件
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-2
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-3
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-4
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-5
竹中美幸 《光/闇(部分)》 2015年 130×20×h226cm 35mmフィルム、アルミ板、他
青木恵美子 《INFINITY Blue No.6 》 2017年 53×65.2cm アクリル・キャンバス
田中みぎわ 《水の音》 2012年 35×51.8cm 墨・胡粉・雲肌麻紙
船井美佐 《楽園/境界》 2014年 鏡、顔料、木 撮影:木奥恵三
室井公美子 《Anima》 2016年 227×227cm 油彩・キャンバス
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1
クインテットⅣ -五つ星の作家たち SOMPO美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展は、シリーズ企画第4弾として、青木恵美子、竹中美幸、田中みぎわ、船井美佐、室井公美子の近作・新作約70点を展示します。

第1回、第2回は「風景」、第3回は「自然」がテーマでしたが、今回のテーマは「具象と抽象の狭間」です。

ポール・ゴーギャンは「芸術とはひとつの抽象なのだ」と言明し、絵画に思想・哲学的要素を取り入れました。

5人の作家たちは、ゴーギャンの革新性を無意識に踏襲し、理知的な線と感覚的な色彩とを組合せ、世界を写すことと自己を表出する振幅の中で制作しています。

私たちと同時代に制作された、手法と環境も異なる5人の作品を見ることは、「時代精神」に立ち会うことにほかなりません。

具象と抽象の狭間の深い闇の中で光を求めて彷徨い続けているのが現代作家たちであり、私たち自身でもあるのです。

絵画の前に佇むことで、私たちの心に奏でられる五重奏は、爽やかな「残響」としてしばらく留まることでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年1月13日(土)~2018年2月18日(日)
会場 SOMPO美術館 Google Map
住所 東京都新宿区西新宿1丁目26-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日 
※ただし2月12日は開館、翌13日も開館
観覧料 一般 600 円
大高生 400 円
中学生以下無料
  • ※20名以上の団体は各100円引き
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル:美術館利用案内)
URLhttps://www.sompo-museum.org/

SOMPO美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

SOMPO美術館 SOMPO美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

難解な展覧会

昨年の「クインテットⅢ」に続き、「クインテットⅣ五つ星の作家たち」を観るために損保ジャパン日本興亜美術館を訪れました。
本展は、「将来有望な中堅作家たちを紹介するシリーズ」の4回目で、青木恵美子、竹中美幸、田中みぎわ、船井美佐、室井公美子の5人の画家の作品約80点が展示されています。
「クインテットⅢ」はテーマが「自然」で、花を描いた絵が多かったため、感覚的に理解できたのですが、今回のテーマは「具象と抽象の狭間」で、全般的に難解な絵が並んでいました。このなかで、印象に残ったのは、田中みぎわのモノトーンな作品群です。特に、「神様の手のひら」という作品は長谷川等伯の「松林図屏風」を連想させる「たらしこみ」風の技法が特徴的でした。このほか、船井美沙のメルヘンチックな先品群、特に未就学児童なら乗って遊べる木馬が面白かったです。
申し訳ありませんが、残りの三人の作品は、前衛的すぎて私には理解不能なため、ざっと観て退散しました。抽象画が好きで時間に余裕のある方向きの展覧会という印象です。

5.0

行ってよかった!

展覧会へ行くのは好きですが、同時代の作家の展覧会は中々行く機会がなく、今回はアートアジェンダさんでチケプレ募集されていたので応募してみました。当選し、友人と2人で伺いました。私も友人も大満足の素晴らしい展覧会でした。5人の作家さんを2人とも知らない状態でしたが、それぞれの世界観、作品を楽しめました。
船井さんの部屋(空間?)も利用した作品展示は、スマホのカメラでおさめるのでも楽しかったです。内側と外側 外側と内側… だまし絵⁈みたいに見ていてあれ?あれ⁈と混乱するのも 何が隠れているのか探すのも楽しかったです。竹中さんの「何処でもないどこか」2作品は特に好みでした。雨や水を連想したのは 単純すぎでしょうか… 私は雨が好きなので、現実には残せない雨をこうやって切り取って残しておけるのか… とその表現に感心しました。(でも、あれは雨ではないのかもしれませんが…)室井さんの作品は、見ていて引き込まれそうな引力⁈と気がつけばギリギリの所に立ってしまっているような怖さというか、不安 みたいなものを感じました… 田中さんの作品は白と黒で描かれた世界 風景が とても豊かに見えました。作家さんの作品の感想⁈を別の作家さんを引き合いにだすのはあまりよろしくないのかもしれないのですが、雨の描き方に広重や川瀬巴水のような叙情性を感じました。白黒の世界の月もとても綺麗に輝いて見えました。青木さんの作品は想像よりも鮮烈で驚きました。色のもつ顔 を見た気がしました。発想が貧相なのですが、インフィニティブルー は雨に濡れて輝く紫陽花で、 赤の方は 紅葉した落ち葉の絨毯みたいだなぁと思いました。白い作品はとても上品でウエディングを連想しました。もしくは、とても甘いお菓子…
同じ花びらのような造形なのに、色が違うとこうも変わるんだ…という発見でした。
どの作家さんも素敵でとても楽しかったです!
ありがとうございました。

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yukariさん

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出展作品・関連画像IMAGES

竹中美幸 《光/闇(部分)》 2015年 130×20×h226cm 35mmフィルム、アルミ板、他

青木恵美子 《INFINITY Blue No.6 》 2017年 53×65.2cm アクリル・キャンバス

田中みぎわ 《水の音》 2012年 35×51.8cm 墨・胡粉・雲肌麻紙

船井美佐 《楽園/境界》 2014年 鏡、顔料、木 撮影:木奥恵三

室井公美子 《Anima》 2016年 227×227cm 油彩・キャンバス

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