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明清時代の変わった異端の画家たちの傑作!!
元政治家、元僧(発狂して還俗)など、時代の混迷を象徴するかのように変わった経歴を持つ画家達の作品が多数。今回の展覧会のシンボルになっている安晩帖の作者の八大山人がまさにそうで、その数奇な生涯があったからこそ描けたのであろう名画が堪能できます。
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中国の明時代末期(16世紀後期-17世紀前期)は、反乱や飢饉など政治的経済的混乱から不安な時代が続き、ついには北方の異民族であった清の支配へと大きく社会が変動しました。
明に仕えた画家たちは追われる中で絵を描く者や新たに清朝に仕えるなど、先の見えない時代の中で創造力を発揮したのです。
この明末清初(16世紀後期~18世紀初)の中国には、主流となった呉派を発展させた正統派の画家が活躍する一方で、彼らの典雅な山水表現に背を向けた異端の画家たちが現れます。
呉彬(ごひん)はじめ徐渭(じょい)や石濤(せきとう)、八大山人(はちだいさんじん)から清初の惲寿平(うんじゅへい)など、これらの画家たちは非常に個性的で、人目を驚かすような奇想的ともいえる造形を生みだしました。彼らの作品は、中国絵画史の中では長く等閑視されてきましたが、近年の研究によってその造形的魅力が広く認識されはじめています。
本展は、泉屋博古館のコレクションを軸として、他の美術館・博物館所蔵の名品優品をこれに加え、「典雅と奇想」という切り口で明末清初の中国絵画を見直し、歴史の変動期に生きた画人たちを紹介するものです。
会期 |
2017年11月3日(金・祝)~2017年12月10日(日)
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会場 | 泉屋博古館東京 Google Map |
住所 | 東京都港区六本木1丁目5番地1号 |
時間 |
11:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 800円(640円) 高大生 600円(480円) 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/ |
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元政治家、元僧(発狂して還俗)など、時代の混迷を象徴するかのように変わった経歴を持つ画家達の作品が多数。今回の展覧会のシンボルになっている安晩帖の作者の八大山人がまさにそうで、その数奇な生涯があったからこそ描けたのであろう名画が堪能できます。
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この時代に活躍した正統派の画家たちによる、山水を表現した“典雅”な作品と、それらとは対照的に、人目を驚かすような造形を生み出し個性を顕した画家たちによる“奇想”な作品を併せて鑑賞できる中国美術、中国文化に関心のある方にとっては、まさに夢のような展覧会となっています。明末清初の歴史に関心のある方も興味深い内容だと思います。日本美術をより深く理解したい方にもぜひお勧めしたい展覧会です。
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静嘉堂文庫さんとのタイアップで、両方見ました。
中国絵画=山水、というイメージが根底から覆されました。
墨1色ではない美しい彩色、ぼやけた輪郭の流れるような線でなく、キチンと細かく書き分けられた線と面、面白いです。
また、絹本だけでなく、描かれている素材にも注目!!です。
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