5.0
俗という名のアート
招待券プレゼントに当選して行ってきました。発表当時としてはあまりに前衛的で幾何学的な「未来派風」の作品群から、日本の戦時~終戦~主権回復を経てシンプルに、そして無表情に、そしてよりわかりやすく変貌を遂げていくさまは、順路に沿って進む私たち観客にもその「時」を体感できるかのようでした。浴場のタイルだったりデパートの壁画だったり、かつての日本のアートは現代に比べて非常に大衆的で俗っぽい側面もあったのがとても興味深かったです。
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二科展に発表した作品が話題になった洋画家・東郷青児(1897-1978)の生誕120年を迎えるにあたり、初公開のプライベートコレクションを含む貴重な作品を全国から集めた特別回顧展を開催します。
日本で初めて「未来派風」と呼ばれた前衛的絵画から、幾何学的な構成と抒情性を兼ね備えた代表作《サルタンバンク》を経て、戦後に広く親しまれた女性像まで、「東郷様式」と呼ばれたスタイルがどのように作られたのかをひもときます。
見どころは、藤田嗣治と対で制作した京都・丸物百貨店の大装飾画など、これまで紹介される機会の少なかった1930年代の作品です。
激動の時代に抜群の知名度を誇った画家の多彩な仕事ぶりを、美術作品約60点に出版物や写真などの資料をあわせて振り返ります。
会期 |
2017年9月16日(土)~2017年11月12日(日)
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会場 | SOMPO美術館 Google Map |
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目26-1 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ※9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館、翌火曜日も開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大・高校生 800円(650円) 65歳以上 1,000円 中学生以下 無料
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル:美術館利用案内) |
URL | http://togoseiji120th.jp/ |
5.0
招待券プレゼントに当選して行ってきました。発表当時としてはあまりに前衛的で幾何学的な「未来派風」の作品群から、日本の戦時~終戦~主権回復を経てシンプルに、そして無表情に、そしてよりわかりやすく変貌を遂げていくさまは、順路に沿って進む私たち観客にもその「時」を体感できるかのようでした。浴場のタイルだったりデパートの壁画だったり、かつての日本のアートは現代に比べて非常に大衆的で俗っぽい側面もあったのがとても興味深かったです。
5.0
いままであの不思議な無表情な女性の絵のイメージばかりが先行していましたが、実はキュビスムやシュルレアリスムの作品も手がけていたり、はたまた、ローランサンみたいなかわいらしい表情豊かな女性の絵も描いていたり、と時代によって大きく変わっていくのがよくわかります。雑誌や装丁、写真まで撮っていたのは意外でしたが、とtも楽しめました。
グッズも充実しているのでぜひぜひ!!
4.0
東郷青児の全体像を展覧するが、特に、今まであまり注目されてなかった1930-40年代の作品に注目する。
一つは、藤田嗣治との壁画、巨大油絵の共作で、藤田とは、東郷がパリ滞在中から知り合いだったそう.
もう一つには、東郷青児の名前を冠する美術館として、損保ジャパンが、東京火災という名前だった時に印刷物の全権を東郷に一任して、今まで続く、この会社と東郷の関わりが始まったのが、1934年だからだろう。
とはいえ、この展覧会は、久留米、大阪にも巡回するので、その点を強調することなく、逆に、シャガール版画など会場の関係で、出品されてないものもかなりあります。
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