3.0
総覧的にすぎる
菊池智が収集したコレクションから一部を展示している。
作品解説、作家解説は充実しており、勉強になるが、智がどんな点に重点を置いて集めたのかという視点に欠ける。
とはいえ、藤本能動の作品など、はっとするような美しさ。もっと観たいと思った。
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菊池智は昨年夏に93歳で生涯を終えました。父は炭鉱やガス会社の経営などエネルギー産業に従事した実業家の菊池寛実(かんじつ・1885-1967)で、智自身も当館の理事長職を務めると共に、事業を受け継いで実業家としても活動し、文化と経済の両面に寄与しました。
1950年代後半から現代陶芸の蒐集をはじめた智は、1983年にアメリカのスミソニアン自然史博物館で自身のコレクションによる「現代日本陶芸展」を開催します。この展覧会は好評を得て、イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館に巡回しました。日米貿易摩擦が問題となっていた時期に日本文化を紹介し、交流が生まれ相互理解が深まるという体験は、智に文化事業の重要性を意識させるものでした。そして2003年に自身のコレクションを基に智美術館を設立し、現代陶芸の展覧会を開催することで普及活動を継続してきたのです。
本展では、智美術館設立者である菊池智(とも・1923-2016)が自身の眼で選び抜いたコレクションから約60点を展示し、その足跡をたどると共に、智が情熱をそそいだ現代陶芸の魅力をご紹介します。
会期 |
2017年6月10日(土)~2017年9月3日(日)
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会場 | 菊池寛実記念 智美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル |
時間 | 11:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし祝日は開館、翌火曜日休館 |
観覧料 | 一般 1,000円 大学生 800円 小・中・高生 500円
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TEL | 03-5733-5131(代表) |
URL | https://www.musee-tomo.or.jp/ |
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菊池智が収集したコレクションから一部を展示している。
作品解説、作家解説は充実しており、勉強になるが、智がどんな点に重点を置いて集めたのかという視点に欠ける。
とはいえ、藤本能動の作品など、はっとするような美しさ。もっと観たいと思った。
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