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素晴らしい展覧会!
龍子の展覧会は、江戸博で、2005にあったが、会場芸術を主張する為、どうしても、広い会場が必要という難点がある。
その意味で、山種美術館の狭い展示室では?と疑問があったが、素晴らしい!
大作と、初期の油彩画や、スケッチ、お孫さんとの共作など、小さな作品も混ぜて、上手く展示してある。
作品解説も丁寧で、琳派の影響とか、作品が創られた背景をきちんと説明している。
龍子記念館、近代美術館などからも借りて、自分の所の作品と合わせ、充実した展示となっている。
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「健剛なる芸術」の創造を唱え、大衆に訴える作品を描き続けた日本画家・川端龍子(1885-1966)。洋画から日本画への転向や院展脱退、絵画団体「青龍社」の樹立、規格外の大画面制作など、従来の枠組みを破るため常に挑戦を続けました。龍子の描いたスケールの大きく豪胆な作品は、発表当時「昭和の狩野永徳」とも評されています。
このたび、山種美術館では、龍子の没後50年を経たことを記念し、初期から晩年にかけての名だたる代表作を取り揃え、その画業を振り返る特別展を開催いたします。
1885(明治18)年、和歌山で生まれた龍子は上京した後、当初は洋画家を目指し帝展に入選を果たしました。20代で新聞や雑誌の挿絵画家として職を得たことにより、龍子芸術の特徴の一つでもある、同時代の世相を俯瞰的に見るジャーナリズム性を習得します。やがて洋画修業のため渡米するものの、帰国後間もなく日本画家へと転向しました。
その後、独学で日本画を学んだ龍子は、30歳で再興院展に初入選、2年後には同人へ推挙されます。しかしながら、当時、繊細巧緻な画風が主流であった院展において、大胆な発想と筆致で構成された大画面の龍子の作品は「会場芸術」と批判されたことなどもあり、脱退にいたります。
そして、1929(昭和4)年、自ら主宰する「青龍社」を創立、戦時中も展覧会を開催するなど精力的な活動のなか、一貫して大衆のための作品を発表し続けました。
本展では、画業の初期にあたる洋画や挿絵画家期の資料、院展時代の作品、また青龍展第 1回展に出品され記念碑的な《鳴門》(山種美術館)と《請雨曼荼羅》(大田区立龍子記念館)、さらに平安時代の装飾経をヒントに龍子の機知と技術が結集した《草の実》(大田区立龍子記念館)、ジャーナリズム精神の発露といえる《爆弾散華》(大田区立龍子記念館)、《金閣炎上》(東京国立近代美術館)、そして会場芸術の象徴ともいえる横幅7.2メートル超の大作《香炉峰》など一堂に展示します。
また、『ホトトギス』同人でもあった龍子が 1日1句作り続けた俳句に関わる作品や、小さな子どもや家族を慈しむ姿がうかがえる作品もあわせ、真摯で柔和な龍子の内面性が表れた初公開の作品資料類をご紹介します。
大正から昭和の日本画壇において既存の概念を打ち破ろうと強靭な意志を抱き、在野の雄として生涯描き続けた川端龍子の全貌を、12年ぶりとなるこの回顧展でご覧いただきます。
会期 |
2017年6月24日(土)~2017年8月20日(日)
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会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
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休館日 |
月曜日 ※7月17日(月)は開館、7月18日(火)は休館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大高生 900円(800円) 中学生以下無料
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
5.0
龍子の展覧会は、江戸博で、2005にあったが、会場芸術を主張する為、どうしても、広い会場が必要という難点がある。
その意味で、山種美術館の狭い展示室では?と疑問があったが、素晴らしい!
大作と、初期の油彩画や、スケッチ、お孫さんとの共作など、小さな作品も混ぜて、上手く展示してある。
作品解説も丁寧で、琳派の影響とか、作品が創られた背景をきちんと説明している。
龍子記念館、近代美術館などからも借りて、自分の所の作品と合わせ、充実した展示となっている。
4.0
記念館からの出品作もあり、山種さんのもっているものもあり、と盛りだくさんです。
とくに屏風はいいのばかりで、たのしめました。記念館でみるよりも(会場が狭いはずなのに・・・)なぜか小さく見える持仏像・・・もったいない!!会場がちがうだけでこんなに代わってくるとは不思議です。
後半の展示品も是非みたいのでいくつもり。
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