4.0
法隆寺金堂壁画だけでなく、謎解き丸井金猊氏《観音圖》も楽しむ
谷根千の街中、普通の住宅の様な建物の1階が小展示スペースとして設計された、『谷中M類栖/1f』がこの会場名なのだそう‥。谷根千界隈で毎年秋に開催される「芸工展」の展示の一つということの様です。今回は、2020年コロナ禍で限定公開となっていた「写と想像⇄創造」展で用意された、法隆寺金堂壁画12壁のコロタイプ印刷複製プリントと、百済観音含む観音4体が引用された丸井金猊『観音圖』、および伝世舎に修復を依頼した『唐本御影写 聖徳太子二童子像』が、再展示されているのだそうです。「芸工展」は毎年開催されていて、谷中M類栖/1fでも毎年テーマをもって丸井金猊氏の作品と法隆寺金堂壁画関連の展示がされていたようですが、今回初めて知りました。この日はお祭りでもあってとてもにぎわう谷根千の街中に、私はちょっとだけ迷いながら、初めて訪ねました。コロタイプ印刷複製プリントが四方の壁面にぐるり貼りめぐらされていて、その下に積み上げられた資料と関連図書や図録。とてもとても丁寧に展示された品々や資料についての説明をして下さっているのは、丸井金猊氏のお孫さんの隆人さん。コロナ禍のおかげで資料集めにじっくり時間がかけられたとなどと、苦笑いしながら。トーハクさんの「デジタル法隆寺宝物館/法隆寺金堂壁画」は期間中何度も見ましたが、それとはまた別に、生の歴史に触れたような、なかなか得難い体験でした。焼失前の模写に関わられた画家さん方や、焼失後、コロタイプ印刷複製プリントを下絵としての再現プロジェクトに参加されて画家さん方の、皆さんの来歴や作品やらにも興味がわき、自分でも改めてゆっくり調べてみたくなりました。









