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昨年は黒、今年は茶 焼絵の初体験
昨年の同時期に当館で開催の「エド・イン・ブラック」展が、目から鱗の素晴らしさだった。今年は「茶色の珍事」だと、黒の次は茶だと、望むところです。
焼絵。じっくりと見るのは初めて。中国、20世紀の朝鮮、江戸期の日本、各々の焼絵表現を対比して展示されています。日本のもの、如蘭(稲垣定淳)や白峨の画が、なんとも粋で良い。松茸、虎、山水画など。
観ているうちに、どうしてこんな面倒な技法で描いたの、との素朴な疑問が湧いてきます。これ、他の方も同じだと思います。その疑問に答えるようなパネル解説がありました。曰く、色を単色遣いする美意識、浮世絵の墨彩色・紅嫌い・藍摺絵にもみられる、特定の色に特化する表現、とのこと。わかったような、そうでないような説明ですが、妙に腑に落ちました。
最近ですと、バーニングペンって聞いたことありますが、要は原理は同じなのですね。現在作家の辻野栄一氏の気の遠くなるような細密点描の絵が印象的でした。
春の板美、今年もなかなか渋いところで攻めて頂き、楽しみました。
来年は何色かしら、楽しみです。










