この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「焼絵」とは、火筆画や焦画、烙画などとも呼ばれる、熱した火箸や鏝を紙や絹などに押し当て、絵画や文字を焦がして表現する技法を用いた作品です。色調は茶から黒に近い色まで展開し、また線描から点描、濃淡といった水墨の筆法も巧みに再現されています。
江戸時代には、優れた焼絵を数多く手掛けた如蘭こと近江山上藩の第五代藩主稲垣定淳(1762~1832)をはじめ、藩主や家老クラスの間でこの技法が行われました。少ない材料で制作可能な点から、根底には質素倹約を推奨する時世を反映しているとの推測もされています。一方、葛飾北斎の弟子とされる北鼎如蓮(生没年不詳)のような浮世絵師にも焼絵の名手が現れ、さらには江戸狩野派様式の作例も確認されています。技法の特殊さから作例は多くはないものの、一部の間では試みられていた様子がうかがえます。また、大田南畝と来舶した中国人との間で焼絵談議が行われ、朝鮮通信使を介し烙画(朝鮮における焼絵の呼び名)が紹介されるなど、焼絵を通した国際交流も行われていました。
本展では、これまでほとんど紹介されることのなかった焼絵について、日本をはじめ朝鮮と中国の焼絵作品を展観し、その美と制作背景を探究します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年3月7日(土)~2026年4月12日(日) |
|---|---|
| 会場 |
板橋区立美術館
|
| 住所 | 東京都板橋区赤塚5-34-27 |
| 時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日 月曜日が祝日の場合は開館、翌日閉館 |
| 観覧料 | 一般 900円 大学生 600円 高校生以下 無料
|
| TEL | 03-3979-3251 |
| URL | https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/index.html |
板橋区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都板橋区で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
稲垣如蘭「三十六鱗図」彌記繪菴
稲垣如蘭「松茸図」個人蔵
作者不詳・谷神賛「石灯籠図」彌記繪菴
辻󠄀野榮一「伸びゆく生の形令和元年(2019)作家蔵
如秀「亀図」彌記繪菴
猫野ぺすか「星ー「猫タロット占い」よりー」作家蔵
白南哲「芭蕉図」彌記繪菴
朴秉洙「山水図」彌記繪菴
朴秉洙「葡萄図」個人蔵

